精神分析

自我心理学の理論と臨床
構造,表象,対象関係

G・ブランク,R・ブランク著/馬場謙一監訳
篠原道夫,岡本彩子訳

本書は,精神分析の理論と臨床を包括的に学ぶことのできる教科書である。精神医学の領域で,人間の心の内奥が軽視されるようになって久しい。しかし,生物学主義が主流の現代にあって,それに疑問や満ち足りぬ思いを抱く治療者には,是非手に取って欲しい1冊である。
A5判/p.352/本体6,200円+税 /ISBN978-4-7724-1567-5〔2017〕

精神分析的心理療法を学ぶ
発達理論の観点から

G・ブランク著/馬場謙一監訳

自我心理学的対象関係論,発達論による治療技法をQ&A形式で事例を交えて構成された本書は,読者が自らの実践を体系的に整理できるように編集されています。入門書でありながら,臨床経験豊富な分析家にも役立つ一冊です。

A5判/p.200/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-1345-9〔2013〕

新装版 治療論からみた退行
基底欠損の精神分析

M・バリント著/中井久夫訳

対象関係論の旗手バリントの所論を集約的に示す本書は,治療困難な患者の特徴を「基底欠損」と捉え,その治療論を展開,「退行」の治療的意義をも説く。本書は近年とみに重要性を強調される重症患者への精神療法的接近に新しい視野を拓いてくれるであろう。重要文研の新装版。
A5判/p.292/本体5,800円+税 /ISBN978-4-7724-1557-6〔2017〕

コフートを読む

A・M・シーゲル著/岡 秀樹訳

本書は、コフートの孫弟子である著者が、コフートの心理学を体系的にわかりやすく解説したもので、図解もふんだんに活用されている。難解であるコフート理論を読み解くための、良質で明快な入門書である。

A5判/p.320/本体5,000円+税 /ISBN978-4-7724-1525-5〔2016〕

集団の経験
ビオンの精神分析的集団論

W・R・ビオン著/ハフシ・メッド監訳
黒崎優美,小畑千晴,田村早紀訳

軍病院でのグループ経験からグループを支配する無意識的幻想に着目し,独自の集団論を体系的に論じたビオン唯一の集団精神分析論。1961年に出版されたビオンの集団論を学ぶための古典的名著、待望の新訳刊行!

A5判/p.200/本体4,200円+税 /ISBN978-4-7724-1527-9〔2016〕

新装版 ビオンの臨床セミナー

W・R・ビオン著/松木邦裕,祖父江典人訳

本書は,ビオンが南米のアナリストたちが提示する症例に応える貴重なスーパーヴァイジングの記録である。自由で直観的な思索を広げていった晩年のビオンのエッセンスが凝縮しており,彼が面接室で見せていた解釈や考えの実際を目のあたりにできるだろう。
A5判/p.250/本体4,500円+税 /ISBN978-4-7724-1506-4〔2016〕

新装版 ビオンとの対話
そして,最後の四つの論文

W・R・ビオン著/祖父江典人訳

精神分析に斬新な概念やアイデアを提出し新しい地平を開きながら,これまでわが国で多くを紹介されることのなかったビオンの,深遠で豊かな思索の跡を辿り,最晩年のビオンの叡知と感性に触れることができる貴重な文献であり,精神分析臨床の座右の書となるであろう。
A5判/p.176/本体4,200円+税 /ISBN978-4-7724-1505-7〔2016〕

新装版 再考:精神病の精神分析論

ウィルフレッド・R・ビオン著
松木邦裕監訳/中川慎一郎訳

本書は,ビオン自身がケースを提示しつつ,精神分析と精神病理論について書いた8本の論文に,自らが再び思索を深め〈Second Thoughts〉,詳しく解説を加えたものである。フロイトからクライン,そしてビオンへと続く今日の精神分析を理解するうえで,必読の文献である。
A5判/p.200/本体4,200円+税 /ISBN978-4-7724-1344-2〔2013〕

改訂増補 私説対象関係論的心理療法入門
精神分析的アプローチのすすめ

松木邦裕著

面接室をつくることから始まり,見立て,治療契約,聴く,伝える,知る,転移と逆転移,終結に関する問題,終結後のクライエントとの関係にいたるまで詳述し,その背景にある考え方を解説したわかりやすく実践的で実用的な精神分析的心理療法の入門書。2016年3月に行った京都大学での最終講義を加え、改訂版とした。
A5判/p.256/本体3,000円+税 /ISBN978-4-7724-1524-8〔2016〕

新装版 信念と想像:精神分析のこころの探求

ロナルド・ブリトン著

松木邦裕監訳・古賀靖彦訳

本書は,著者ブリトンの長年の精神分析臨床に基づいて日々の臨床と豊かな精神分析の知識,文学や哲学についての深い造詣を創造的に練り上げた傑作である。精神分析や心理臨床,精神保健の実践に役に立つ新しいこころについての理論や治療介入の技法を提供してくれる。
A5判/p.270/本体4,500円+税 /ISBN978-4-7724-1488-3〔2016〕

クライン派の発展

D・メルツァー著/松木邦裕監訳/世良 洋・黒河内美鈴訳

フロイト−クライン−ビオンを臨床的視点から創造的に読み解き、観察技法、臨床実践、分析理論をトレースしながらクライン派精神分析の系譜学を樹立する、ドナルド・メルツァーの精神分析講義。

A5判/p.600/本体8,500円+税 /ISBN978-4-7724-1455-5〔2015〕

自閉症世界の探求
精神分析的研究より

D・メルツァー,J・ブレンマー,S・ホクスター,D・ウェデル,
I・ウィッテンバーグ著/平井正三監訳/賀来博光,西 見奈子訳

本書はメルツァーによる自閉症臨床研究の成果をまとめたものである。これらは、自閉症とは何なのか、という問いを引き起こし、精神分析の流れにおいても、自閉症の理解と治療的アプローチの流れにおいても、重要な研究結果となるであろう。

A5判/p.288/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-1392-3〔2014〕

こころの性愛状態

ドナルド・メルツァー著
古賀靖彦,松木邦裕監訳

フロイトの精神分析思考を継承する精神分析的性愛論。クラインとビオンを中継しながらフロイトの「性欲論三篇」を深化させ、人間の本質としての「性愛(sexuality)」に迫った、『精神分析過程』に次ぐドナルド・メルツァー第二主著。

四六判/p.372/本体4,800円+税 /ISBN978-4-7724-1278-0〔2012〕

精神分析過程

ドナルド・メルツァー著
松木邦裕監訳
飛谷 渉訳

フロイトを解釈し、クラインを継承し、ビオンと対話しながら編まれた、ドナルド・メルツァーの第一著作にして最重要作。分析家と患者との間で交わされる精神分析過程が、事例をおりこみながら緻密に記述された、精神分析家必読の書。

四六判/p.300/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-1173-8〔2010〕

夢生活
精神分析理論と技法の再検討

ドナルド・メルツァー著

新宮一成,福本修,平井正三訳

メルツァーは,クライン派を代表する精神分析家であり,乳児観察・自閉症児や精神病者の分析等から,情動を心的経験の中心に据えた独自のメタ心理学を構築したことで知られる。本書は,患者の内的世界を伝える夢の解釈を精神分析の根幹とした彼の理論のエッセンスが凝縮された重要な著作である。
A5判/p.248/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-0848-6〔2004〕

精神分析臨床家の流儀

松木邦裕著

本書は臨床家であるための精神分析の学び方を自らの経験から抽出された臨床知見として著者の語り口で述べられている。個人心理療法の基本とも言うべき「精神分析的精神療法」の基本的技法を身に付けるための実践的な臨床指導書となっている。
四六判/p.224/本体2,600円+税 /ISBN978-4-7724-1150-9〔2010〕
精神分析臨床シリーズ

精神病の精神分析的アプローチ
その実際と今日的意義

松木邦裕・東中園聡編

本書は,統合失調症や非定型精神病などの精神疾患の臨床のなかで,いかに精神分析的心理療法による治療を進めていくかを論じたものである。,多くの事例をもとに,心理療法だけでなく看護や管理医のあり方などにまで視野を広げ,精神病の治癒を目指していく。
A5判/p.236/本体3,500円+税 /ISBN978-4-7724-1032-8〔2008〕
精神分析臨床シリーズ

抑うつの精神分析的アプローチ
病理の理解と心理療法による援助の実際

松木邦裕・賀来博光編

単に「うつ病」と括られる病態にかぎらず,真に「抑うつ」というこころの状態への対象関係論的な理解と治療を示す。医師,心理士,看護師といったさまざまな立場からのアプローチとその連携についても触れた,抑うつ臨床における心理療法の可能性を拓く臨床ガイド。
A5判/p.250/本体3,600円+税 /ISBN978-4-7724-0989-6〔2007〕
精神分析臨床シリーズ

摂食障害の精神分析的アプローチ
病理の理解と心理療法の実際

松木邦裕・鈴木智美編

困難な摂食障害治療を続けている編者らによる,あまたあるガイドライン的書物とは一線を画した,本格的な摂食障害のための臨床書。患者一人ひとりの実態を治療的に分析し,見立て,それに即した治療を進めてゆく編者らの臨床は,多くの重症のクライエントに福音をもたらすものとなろう。
A5判/p.196/本体2,800円+税 /ISBN978-4-7724-0924-7〔2006〕

新装版 ロールシャッハ法と精神分析的視点

P・M・ラーナー著/溝口純二,菊池道子監訳

 本書は,ロールシャッハ法の理論と実際における最新の臨床成果を網羅した大冊であり,メニンガー・クリニックに学んだ著者がRapaportの影響を受け,ロールシャッハ法と精神分析の関係を追究したものである。

A5判/p.498/本体6,000円+税 ISBN978-4-7724-1521-7〔2016〕

仏教精神分析
古澤平作先生を語る

永尾 雄二郎,C・ハーディング,生田 孝著

本書は,日本精神分析の父といわれる古澤平作のかなり最初の頃の弟子であった永尾雄二郎(1925-)を生田孝とハーディングが2012年に聞き取ったものをまとめたものである。巻末には,山中康裕,妙木浩之による解題二編を収録した。
四六判/p.190/本体3,000円+税 /ISBN978-4-7724-1501-9〔2016〕

新装版 自己心理学入門
コフート理論の実践

E・S・ウルフ著/安村直己,角田 豊訳

難解とされるコフートの理論であるが,表題に「入門」とあるとおり,本書は自己心理学に関する翻訳書の中では他に類を見ないほどわかりやすく,自己心理学の基本概念から,実際の治療実践までが明快にまとめられた,優れた概説書であり臨床書である。
A5判/p.230/本体4,000円+税 /ISBN978-4-7724-1481-4〔2016〕

自己心理学の臨床と技法
臨床場面におけるやり取り

J・D・リヒテンバーグ,F・M・ラクマン,J・L・フォサーギ著
角田 豊監訳

幼少期に性的虐待を受けた女性とのやり取りの詳細な逐語記録から,分析者の内的思考の変遷やクライエントの心の動きを生き生きと述べ,さらに「共感」「自己対象体験」といった自己心理学の鍵概念を用いていかに治療をすすめていくかを10の技法の原則に基づいて描き出す。
A5判/p.310/本体4,600円+税 /ISBN978-4-7724-0921-6〔2006〕

新訂増補 子どもの精神分析的心理療法の経験
タビストック・クリニックの訓練

平井正三著

本書では,ロンドンのタビストック・クリニックでの子どもの精神分析的心理療法の訓練の実際,そしてクライン派の子どもの精神分析的心理療法を懇切丁寧に解説する。改訂新版では、初版では不十分であったわが国での訓練の現状を批判し、何が必要であるかについて、著者の考えを述べた章を追加。
A5判/p.240/本体3,200円+税 /ISBN978-4-7724-1460-9〔2015〕

ピグル
ある少女の精神分析的治療の記録

D・W・ウィニコット著/妙木浩之監訳

児童分析の大家ウィニコットによる,ピグルというニックネームをもつ少女の2歳半から5歳2カ月までの心理療法記録の全貌。子どもの情緒発達理論に関する完成された心理療法論を理解するための格好の素材であるといえる。

B6判/p.250/本体3,200円+税 /ISBN978-4-7724-1450-0〔2015〕

「ねずみ男」の解読
フロイト症例を再考する

マーク・カンザー,ジュール・グレン編
馬場謙一監訳/児玉憲典訳

本書は,『Freud and His Patients』の翻訳で,すでに刊行されている『フロイト症例の再検討―ドラとハンスの症例』,『シュレーバーと狼男―フロイト症例を再読する』(いずれも金剛出版刊)に続くもので,これにて原著の全訳が完成したことになる。
A5判/p.232/本体3,400円+税 /ISBN978-4-7724-1427-2〔2015〕

シュレーバーと狼男
フロイト症例を再読する

ジュール・グレン,マーク・カンザー編
馬場謙一監訳
岡元彩子,高塚雄介,馬場謙一訳

 本書は,人類の遺産ともいうべきフロイト症例(シュレーバー,狼男)を読み解く知的冒険の試みである。執筆者たちの緻密かつあざやかな症例検討によって,天才的なフロイトの技法論を学びつつ,さまざまな精神分析のキーワードについても理解を深めることができるであろう。
A5判/p.190/本体2,800円+税 /ISBN978-4-7724-1021-2〔2008〕

精神分析の臨床的課題 POD版

小此木啓吾著

わが国への精神分析定着およびその臨床的展開をつねにリードしてきた著者が、二十五年にわたる臨床研究のなかから、神経症をはじめ心身症、分裂病、うつ病および境界例にいたる各臨床対象の理解とその課題について、国際的基準に基づくスタンダードなパースペクティヴをわが国の臨床家に提示することを目指して編んだ重要論集。
A5判/p.412/本体8,000円+税 /ISBN978-4-7724-9026-9〔2015〕

短期力動療法入門

M・ソロモン,R・ネボルスキー,L・マッカロー,M・アルパート,
F・シャピロ,D・マラン著/妙木浩之,飯島典子監訳

短期力動療法は1970年代に開かれたシンポジウムでDavanlooとMalanが出会い、その後継者によって飛躍的に進歩し、今では米国で大きな流れの一つとして数えられる。本書では、治療法の全体像と今後の展望について解説する。

A5判/p.216/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-1393-0〔2014〕

精神分析における言葉の活用

妙木浩之著

ウィニコットやサリバン,ラングスに加えて,グレイ,ギルといった米国の対象関係論以後の諸学派の理論・技法をバックグラウンドに臨床の仕事にたずさわる著者が,それらの理論・技法をわかりやすく解説。臨床場面における道具としての言葉とそれに付帯する要素をどのように活用すべきかを示す。
A5判/p.250/本体3,400円+税 /ISBN978-4-7724-0892-9〔2005〕

精神分析の臨床的課題 POD版

小此木啓吾著

わが国への精神分析定着およびその臨床的展開をつねにリードしてきた著者が、二十五年にわたる臨床研究のなかから、神経症をはじめ心身症、分裂病、うつ病および境界例にいたる各臨床対象の理解とその課題について、国際的基準に基づくスタンダードなパースペクティヴをわが国の臨床家に提示することを目指して編んだ重要論集。
A5判/p.412/本体8,000円+税 /ISBN978-4-7724-9026-9〔2015〕

新版 精神療法家の仕事
面接と面接者


成田善弘著

雑誌連載時から好評を博し,単行本化された面接論の名著,待望の新訂版登場!全編にわたり,現場で起こりうる具体的状況に即して,臨床家にとっての面接の重要性や精神療法面接の過程と技法についての著者の臨床的知見が解説される。
四六判/p.264/本体2,600円+税 /ISBN978-4-7724-1375-6〔2014〕

精神療法の深さ
成田善弘セレクション

成田善弘著

本書には,文句なしに面白い良質の臨床論文13篇が精選されている。精神科診断面接における留意点,面接を構造化するポイント,臨床現場の実感,全編に達人の臨床記録がちりばめられている。多くの人に「成田善弘の精神療法」の全体像と本質を理解してもらいたい。
四六判/p.360/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-1253-7〔2012〕

新訂増補精神療法の第一歩

成田善弘著

精神療法家・成田善弘の出発点であり,かつ現在の姿をも示す名著,待望の復刊。本書は限られた技法に焦点を当てるのではなく,「精神療法とは何か」を問い,いかにその第一歩を踏み出すかを示すものであり,変わることなく精神療法家の道標となりつづけるものである。
四六判/p.200/本体2,400円+税 /ISBN978-4-7724-0994-0〔2007〕

治療関係と面接
他者と出会うということ

成田善弘著

クライエントの内面への関心,了解,共感,関与といった一般的精神療法の諸要素こそが基本であるとする著者の感じ方,考え方を多くの事例を交えて率直に語り,現代の病理に対するプロの精神療法家としての臨床技術をわかりやすく解説。専門領域の知識と技術が豊富に盛り込まれた真に実践的な臨床指導書である。
A5判/p.260/本体3,600円+税 /ISBN978-4-7724-0880-6〔2005〕

精神分析の変遷
私の見解

マートン・M・ギル著
成田善弘監訳
杉村共英,加藤洋子訳

精神分析技法の名著『転移分析』の著者として知られるギル最後の著書,待望の邦訳である。自由連想,解釈,中立性,身体の問題,等,さまざまな臨床的課題について,卓抜した論理的な思考力を持ち,誠実な臨床家であったギルを理解するための優れた臨床書である。
A5判/p.216/本体3,400円+税 /ISBN978-4-7724-1053-3〔2008〕

転移分析
理論と技法

マートン・M・ギル著

神田橋條治・溝口純二訳

 本書は,フロイトをはじめとして多くの分析家の文献を引用しながら,精神分析技法の核である転移分析の実際を情熱的かつ論理的に説いた,転移分析についての詳細な臨床研究書である。ギルの主著であり,転移に関する文献として必ず引用される現代の古典。
A5判/p.190/本体3,400円+税 /ISBN978-4-7724-0915-5〔2006〕

「甘え」理論と精神分析療法 POD版

土居健郎著

『「甘え」の構造』の著者の,その理論の基礎から最新の発展まで,30年にわたる思索の道程を示した諸論考がここに集成された。著者の真摯な姿勢から生まれた各論文は,すべての読者に豊かな示唆を与えてくれるものである。

A5判/p.208/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-9009-2〔2013〕

増補新装版 悲劇の発生論 POD版

北山 修著

日常臨床を通して臨床家がどのように理論を形成してゆくか,本書は著者自身の自己分析の深まりとともに,土居の「甘え」理論,古沢−小此木の「阿闍世」論以降,日本語臨床研究におけるもっとも重要な貢献である。加えて巻末には,妙木浩之氏の詳細な解題を収録した。
A5判/p.246/本体4,000円+税 /ISBN978-4-7724-9006-2〔2013〕

現代クライン派精神分析の臨床
その基礎と展開の探究

福本 修著

メラニー・クライン、ウィルフレッド・ビオン、ドナルド・メルツァーへと継承され,精神分析的精神療法の礎を築いた現代クライン派精神分析。その延長線上にある本書は,転移−逆転移,抵抗,夢解釈の概念,精神病圏,気分障害,などの症例を考察し,現代クライン派精神分析の臨床的発展を論じる。
A5判/p.304/本体4,200円+税 /ISBN978-4-7724-1343-5〔2013〕

まんが サイコセラピーのお話


物語:P・ペリー 絵:J・グラート あとがき:A・サミュエルズ
鈴木 龍監訳/酒井祥子,清水めぐみ

密室で行われる心理療法の様子の全てをマンガで表現した格好の入門書。心理療法ってどんなことをするの? どのように進んでいくの?という素朴な疑問をお持ちの人すべてに手に取っていただきたい一冊。

B5変型判/p.155/本体2,400円+税 /ISBN978-4-7724-1310-7〔2013〕

トーキング・キュア
ライフステージの精神分析

デビット・テイラー編著
木部則雄監訳/長沼佐代子,浅沼由美子

トーキング・キュアとしての精神分析を多元的に展開し,ミクロとマクロの両面からライフステージとこころの発達の関係性を探索する。臨床知見から発して人類史的考察に至る精神分析の息長い射程が鮮やかに表現された,精神分析的人間学の成果。
A5判/p.400/本体5,800円+税 /ISBN978-4-7724-1297-1〔2013〕

統合失調症の精神分析
心的装置の「無底」と根源的アイデンティティ

中野幹三著

著者の豊かな臨床経験からにじみ出る言葉は,精神科全般にわたり,病態の根本的把握,患者の気持ちの理解と受容,心の交流を持つための面接技法などの臨床的知見を提示しており,これからの精神科治療に携わる方々への優れた臨床指導書となるだろう。
A5判/p.224/本体4,200円+税 /ISBN978-4-7724-1283-4〔2013〕

精神分析における境界侵犯
臨床家が守るべき一線

G・O・ギャバード,E・P・レスター著
北村婦美,北村隆人訳

臨床家が越えてはならない一線を越えること、それを「境界侵犯」という。本書は、精神分析における「境界侵犯」の倫理的問題について、多面的理解を試みた著作の翻訳である。精神分析的な治療者だけでなく,心理療法家や精神科医など人のこころに関わる臨床家に広く一読をおすすめしたい。
A5判/p.292/本体4,000円+税 /ISBN978-4-7724-1221-6〔2011〕

精神分析的精神療法セミナー
発見・検討・洞察の徹底演習 [障害編]

高橋哲郎著

 個人心理療法の基本とも言うべき「精神分析的精神療法」の基本的技法を身につけるための実践的な臨床指導書。スーパーヴィジョンによる症例の徹底検討とそこで明らかになる精神分析の基本概念の学習討論を通して,初級者から中級者を対象に,クライエントのための面接法をわかりやすく解説する。
A5判/p.336/本体4,200円+税 /ISBN978-4-7724-1142-4〔2010〕

精神分析的精神療法セミナー
発見・検討・洞察の徹底演習 [技法編]

高橋哲郎著

 10年以上にわたる「精神分析的精神療法セミナー」の実践記録を基に,類書にない新しい効果的演習方法を公開。症例の徹底検討と基本的精神分析概念の学習討論を通して,本当に患者のためになる技法と理論を身につけることができる。
A5判/p.250/本体3,600円+税 /ISBN978-4-7724-0999-5〔2007〕

方法としての治療構造論
精神分析的心理療法の実践

狩野力八郎著

本書は,治療構造論に基づいた精神分析的アプローチをさまざまな疾患に応用させた著者の臨床研究を集大成したものである。パーソナリティ障害に有効な「A-Tスプリット」についての実践的な論文も収録され,精神分析的心理療法を学ぶために恰好の臨床書となっている。
A5判/p.256/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-1117-2〔2009〕

精神分析的心理療法
実践家のための手引き

ナンシー・マックウィリアムズ著
狩野力八郎監訳
妙木浩之他訳

患者と触れあうセラピストが知りたい基本的な事柄,セラピストとしての心構え,聴くこと・話すこと,困った場合の対処法,どのように転移や抵抗を解釈するか,ワーキングスルーをどう行うのか,終結をいつにするか,といった有用な知見を詳述。
A5判/p.384/本体5,400円+税 /ISBN978-4-7724-1096-0〔2009〕

セラピストと患者のための 実践的精神分析入門

オーウェン・レニック著
妙木浩之監訳/小此木加江訳

米国精神分析界を永らく牽引してきたO・レニック初の単著,待望の邦訳。フロイト以降の古典的精神分析理論において前提とされてきた原則の意義を症例のなかで検証しながら,治療者と患者がどのように作用し合っていくのかをわかりやすく解説した好著。
A5判/p.220/本体3,400円+税 /ISBN978-4-7724-1000-7〔2007〕

フロイト再読

下坂幸三著
(中村伸一・黒田章史編)

雑誌連載中から評判の「フロイト再読」を中心に編まれた著者最後の論文集。現代社会に生きる患者のもつ難しさに対し,著者は古典から学び,その英知を生かした独自の「常識的家族面接」で応じた。温故知新という言葉がぴったりの一冊である。
A5判/p.260/本体4,000円+税 /ISBN978-4-7724-0971-1〔2007〕

実践・精神分析的精神療法
個人療法そして集団療法


相田信男

本書は,精神分析的個人精神療法,そして精神分析的視点に立つ集団精神療法と,実践領域を広げてきた著者の臨床経験報告を中心に編まれたものである。とりわけ集団精神療法を構造化しその文化を病棟に根付かせていく過程は圧倒的な力をもって読者に迫る。
A5判/p.260/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-0935-3〔2006〕

人格の病理と精神療法
精神分析,森田療法そして精神医学

牛島定信著
精神療法の潮流,多様な病態の相互関係を対象関係論を用いて解き明かし,さまざまな病態についての理論と治療技術を解説するとともに,治療構造と体系的な訓練システムの必要性をも説く。精神分析療法と森田療法について幅広い知識と豊富な経験を持つ著者の臨床的研究の成果が盛り込まれた最新の論集。
A5判/p.220/本体3,400円+税 /ISBN978-4-7724-0817-2〔2004〕

自己愛の障害
診断的,臨床的,経験的意義

E・F・ロニングスタム編

佐野信也監訳

精神分析学界の錚々たる著者たちが,正常な自己愛の様態から精神病圏の病態における病理の種々相にわたって精緻な理論を展開し,症例に基づいた実際的な臨床的指針を提示。最新の経験的知見,診断上の臨床的観察所見,治療の進歩を紡ぎ合わせ,統合しようとする。
A5判/p.320/本体5,400円+税 /ISBN978-4-7724-0800-4〔2003〕

ビオン臨床入門

J・シミントン,N・シミントン著

森 茂起訳

ビオンのスーパーヴァイズを受けた著者らが,その臨床に対する考え方を再検討し,多くの事例を交えながら具体的にかつわかりやすく詳解。だれしもが難解といわれるビオンの思想に迫り,その臨床のエッセンスをただちに吸収できるものとなっている。
A5判/p.240/本体3,800円+税 /ISBN978-4-7724-0801-1〔2003〕

精神分析技法の要諦

西園昌久著

日本における精神分析のパイオニアであり精神療法全般に関しても幅広い視野をもつ著者の最新の臨床論文集。精神療法の学習に不可欠なさまざまな臨床課題についての論考が収められている。職業的精神療法家が身につけるべき精神療法的戦略を詳述した臨床指導書である。
A5判/p.270/本体4,800円+税 /ISBN978-4-7724-0606-2〔1999〕

治療者はいかに自分自身を分析するか
オートグノーシス

E・メスナー,他編

新谷昌宏・他訳

精神科医や心理臨床家など臨床の場に従事する人々がさらされるストレスを克服し専門家として職業的任務を果たすために,治療者自身について学ぶことが本書のテーマである「オートグノーシス」である。本書に集められた24編の記録には,その過程がなまなましく語られている。
A5判/p.192/本体3,500円+税 /ISBN978-4-7724-0529-4〔1996〕

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