精神分析4

精神分析の変遷
私の見解

マートン・M・ギル著
成田善弘監訳
杉村共英,加藤洋子訳

精神分析技法の名著『転移分析』の著者として知られるギル最後の著書,待望の邦訳である。自由連想,解釈,中立性,身体の問題,等,さまざまな臨床的課題について,卓抜した論理的な思考力を持ち,誠実な臨床家であったギルを理解するための優れた臨床書である。
A5判/p.216/\3,570 /ISBN978-4-7724-1053-3〔2008〕

夢生活
精神分析理論と技法の再検討

ドナルド・メルツァー著

新宮一成,福本修,平井正三訳

メルツァーは,クライン派を代表する精神分析家であり,乳児観察・自閉症児や精神病者の分析等から,情動を心的経験の中心に据えた独自のメタ心理学を構築したことで知られる。本書は,患者の内的世界を伝える夢の解釈を精神分析の根幹とした彼の理論のエッセンスが凝縮された重要な著作である。
A5判/p.248/\3,990 /ISBN978-4-7724-0848-6〔2004〕

ビオンの臨床セミナー

ウィルフレッド・R・ビオン著

松木邦裕・祖父江典人訳

本書は,ビオンが南米のアナリストたちが提示する症例に応える貴重なスーパーヴァイジングの記録である。自由で直観的な思索を広げていった晩年のビオンのエッセンスが凝縮しており,彼が面接室で見せていた解釈や考えの実際を目のあたりにできるだろう。
A5判/p.250/\3,990 /ISBN978-4-7724-0661-1〔2000〕

ラングス精神療法入門
コミュニカティヴ・アプローチの実際

ロバート・ラングス著

妙木浩之監訳

本書は多くの精神分析家に影響を与えたラングスの理論の中心をなす「コミュニカティヴ精神療法」の全体像をコンパクトにまとめたものである。治療者‐患者間の相互作用の重要性,あるいは技法的な原則など,きわめて刺激的な臨床的知見を提供する。
A5判/p.250/\4,200 /ISBN978-4-7724-0558-4〔1997〕

治療者はいかに自分自身を分析するか
オートグノーシス

E・メスナー,他編

新谷昌宏・他訳

精神科医や心理臨床家など臨床の場に従事する人々がさらされるストレスを克服し専門家として職業的任務を果たすために,治療者自身について学ぶことが本書のテーマである「オートグノーシス」である。本書に集められた24編の記録には,その過程がなまなましく語られている。
A5判/p.192/\3,675 /ISBN978-4-7724-0529-4〔1996〕

治療論からみた退行

基底欠損の精神分析

M・バリント著

中井久夫訳

対象関係論の旗手バリントの所論を集約的に示す本書は,治療困難な患者の特徴を「基底欠損」と捉え,その治療論を展開,「退行」の治療的意義をも説く。該博な知識と言語に対する深い造詣で知られる訳者を得て,重症患者への精神療法的接近に新しい視野を拓く。
A5判/p.292/\5,040 /ISBN978-4-7724-0084-8〔1978〕