精神病理

心の解離構造
解離性同一性障害の理解と治療

E・F・ハウエル著
柴山雅俊監訳/宮川麻衣訳

虐待・暴力から生き延びようと解離した「私」の交代人格との対話を始めるための、サンクチュアリを確保する「段階的治療」と交代者の内なる対話を起動する「関係論志向の統合的技法」からなる、解離治療技法の決定版。
A5判/p.472/本体5,200円+税 /ISBN 978-4-7724-1744-0〔2020〕

病いは物語である
文化精神医学という問い

江口重幸著

治療における物語(ナラティヴ)と対話,臨床民族誌的方法,力動精神医学史や治療文化,ジャネの物語理論,民俗学への架橋,そして今日の精神医療の変容…。21の論文(+コラム)で現代精神科臨床の全体像をたどるライフワークである。
A5判/p.386/本体5,200円+税 /ISBN 978-4-7724-1734-1〔2019〕

語りの底に
臨床文化精神医学

大月康義著

生きた精神科臨床の経験と考察、アーサー・クラインマンたちとの対話、日々繰り広げられる臨床と考察、江口重幸による解題「地貌と流謫」が織り成す、文化精神医学の深層に迫る臨床文化精神医学論考。
四六判/p.312/本体5,200円+税 /ISBN 978-4-7724-1713-6〔2019〕

精神障害の下部構造
精神医学的思考様式の革新

P・マルシェ著/藤元登四郎訳

本書は,現代フランス最大の精神医学者の一人,ピエール・マルシェの集大成とも言うべき代表作の全訳である。マルシェ独得の情報科学的構成主義に基づく人工思考システム・モデルが提唱され,さまざまな精神障害が具体的な症例を挙げて解説されている。
A5判/p.272/本体6,000円+税 /ISBN 978-4-7724-1549-1〔2017〕

解離の舞台
症状構造と治療

柴山雅俊

本書の前半・症状構造論では、当事者の主観的体験世界を触知し,後半・鑑別診断論では、困難な鑑別方法を症候学的観点から解説していく。症状構造から治療のエッセンスまでを析出した、解離性障害を理解するための比類なき決定書。
A5判/p.320/本体4,200円+税 /ISBN 978-4-7724-1531-6〔2017〕

<病い>のスペクトル
精神医学と人類学の遭遇

下地明友

精神医学概念の普遍妥当性への疑義、文化精神医学における多元的身体性、沖縄の医介輔とスピリチュアリティ、水俣病とソーシャルサファリング、精神科臨床と老い、そして回復の可能性としてのレジリアンスを論じる、精神医学と人類学の邂逅によるラディカルな思考。
A5判/p.368/本体5,800円+税 /ISBN 978-4-7724-1454-8〔2015〕

語る記憶
解離と語りの文化精神医学

大月康義著/江口重幸解題

本書に収録された代表的論考「精神科臨床とダイアロジスム」「精神科臨床とバフチンの思想」「統合失調症者と自己治癒的コミュニタスの形成」は,日常臨床の裏にひそむ原初的な光景から,人が生きる生活世界や,これまでに培われてきた精神医学を逆照射する視点を与える。
四六判/p.392/本体4,800円+税 /ISBN 978-4-7724-1207-0〔2011〕

精神病理学の蒼穹

小出浩之ほか著
小出浩之教授退官記念論文集編集委員会(代表 高岡 健)編

一貫してクリティカルな視点を保持しつつ,研究・臨床両面で日本の精神病理学を牽引してきた小出浩之教授による精神病理学講義を軸に,マニュアル精神医学の趨勢のなか,逆風に抗して精神病理学の可能性を一人ひとりが追求した,精神病理学のひろがりと到達点を示す論文集。
A5判/p.206/本体4,200円+税 /ISBN 978-4-7724-1012-0〔2008〕

語り・妄想・スキゾフレニア
精神病理学的観点から

生田 孝著

本書では,日常臨床のフィールドを総合病院とする著者の境界的クロスカルチュラルな刺激的論考が展開される。現場からのフィードバックによる精神病理学的理解の深化により治療の場を構造化し,精神療法的面接技術を応用発展させることを目指した試み
A5判/p.314/本体4,500円+税 /ISBN978-4-7724-1186-8〔2011〕

人格の臨床精神病理学
多重人格・PTSD・境界例・統合失調症

鈴木 茂著

境界例をはじめ,多重人格やPTSDなどの人格障害について,概念・分類・歴史・症状・治療の問題も含めて立体的に論述し,また統合失調症の症例を提示し,人格的側面に焦点を当てつつ「自己」「同一性」「境界」「動機」「初期」「書字表現」といった諸概念に考察を加える。
A5判/p.288/本体4,500円+税 /ISBN978-4-7724-0798-4〔2003〕