精神病理1

分裂病の構造力動論
統合的治療に向けて

加藤 敏著

著者は,二十年余にわたる臨床の場における病者との出会いの経験を拠り所として,分裂病の経過と寛解の過程を吟味し,経時的理解を押し進めることを本書で試みた。ヤンツァーリクとラカンを臨床経験の場に定位し,相互受胎させて,新たな構造力動論を提示してみせる。
A5判/p.240/本体4,000円+税 /ISBN978-4-7724-0605-5〔1999〕

無意識の病理学
クラインとラカン

新宮一成著

ラカンの病理学はいかにしたら日常の臨床に結びつけることが可能か? 著者はクラインやラカンの理論を活用しながら,無意識という精神の領野についての分析を展開。またさまざまな病型へのラカン的接近が試みられておりラカン流精神科臨床の本邦初の指針の書となっている。
A5判/p.240/本体3,600円+税 /ISBN978-4-7724-0322-1〔1989〕

人格の臨床精神病理学
多重人格・PTSD・境界例・統合失調症

鈴木 茂著

境界例をはじめ,多重人格やPTSDなどの人格障害について,概念・分類・歴史・症状・治療の問題も含めて立体的に論述し,また統合失調症の症例を提示し,人格的側面に焦点を当てつつ「自己」「同一性」「境界」「動機」「初期」「書字表現」といった諸概念に考察を加える。
A5判/p.288/本体4,500円+税 /ISBN978-4-7724-0798-4〔2003〕

語り・妄想・スキゾフレニア
精神病理学的観点から

生田 孝著

本書では,日常臨床のフィールドを総合病院とする著者の境界的クロスカルチュラルな刺激的論考が展開される。現場からのフィードバックによる精神病理学的理解の深化により治療の場を構造化し,精神療法的面接技術を応用発展させることを目指した試み
A5判/p.314/本体4,500円+税 /ISBN978-4-7724-1186-8〔2011〕