精神病理2

精神病理学の蒼穹

小出浩之ほか著
小出浩之教授退官記念論文集編集委員会(代表 高岡 健)編

一貫してクリティカルな視点を保持しつつ,研究・臨床両面で日本の精神病理学を牽引してきた小出浩之教授による精神病理学講義を軸に,マニュアル精神医学の趨勢のなか,逆風に抗して精神病理学の可能性を一人ひとりが追求した,精神病理学のひろがりと到達点を示す論文集。
A5判/p.206/本体4,200円+税 /ISBN 978-4-7724-1012-0〔2008〕

語る記憶
解離と語りの文化精神医学

大月康義著/江口重幸解題

本書に収録された代表的論考「精神科臨床とダイアロジスム」「精神科臨床とバフチンの思想」「統合失調症者と自己治癒的コミュニタスの形成」は,日常臨床の裏にひそむ原初的な光景から,人が生きる生活世界や,これまでに培われてきた精神医学を逆照射する視点を与える。
四六判/p.392/本体4,800円+税 /ISBN 978-4-7724-1207-0〔2011〕

<病い>のスペクトル
精神医学と人類学の遭遇

下地明友

精神医学概念の普遍妥当性への疑義、文化精神医学における多元的身体性、沖縄の医介輔とスピリチュアリティ、水俣病とソーシャルサファリング、精神科臨床と老い、そして回復の可能性としてのレジリアンスを論じる、精神医学と人類学の邂逅によるラディカルな思考。
A5判/p.368/本体5,800円+税 /ISBN 978-4-7724-1454-8〔2015〕

解離の舞台
症状構造と治療

柴山雅俊

本書の前半・症状構造論では、当事者の主観的体験世界を触知し,後半・鑑別診断論では、困難な鑑別方法を症候学的観点から解説していく。症状構造から治療のエッセンスまでを析出した、解離性障害を理解するための比類なき決定書。
A5判/p.320/本体4,200円+税 /ISBN 978-4-7724-1531-6〔2017〕

精神障害の下部構造
精神医学的思考様式の革新

P・マルシェ著/藤元登四郎訳

本書は,現代フランス最大の精神医学者の一人,ピエール・マルシェの集大成とも言うべき代表作の全訳である。マルシェ独得の情報科学的構成主義に基づく人工思考システム・モデルが提唱され,さまざまな精神障害が具体的な症例を挙げて解説されている。
A5判/p.272/本体6,000円+税 /ISBN 978-4-7724-1549-1〔2017〕