R・フィッシュ,J・H・ウィークランド,L・シーガル著
鈴木浩二・鈴木和子監修/岩村由美子・渋沢田鶴子・鈴木浩二・鈴木和子訳

変化の技法
MRI短期集中療法

A5判 370頁 定価(本体5,800円+税) 1986年12月刊


ISBN978-4-7724-0250-7

 本書は従来の精神療法の常識をくつがえす極めて大胆な理論を提出する。
 著者らは,問題解決の努力事態がその問題を継続させるとする立場から,まず患者とみなされる人ではなく問題を訴えている人に働きかけることを主張する。そして従来の方法よりはるかに短い期間と少ない費用によって,彼らをめぐるシステムに「変化」を起こさせ問題の解決をもたらすために戦術的な技法を縦横に駆使する。
 そこで用いられる技法は一見奇想天外に見えるが,それらが基づく理論はきわめて明快であり,しかも綿密な症例の検討に基づいて述べられているので実践化には極めて説得力を持つものである。
 数多くの世界的な精神療法家・家族療法家を排出したMRIが,精神療法を越える画期的な理論の精髄と技法の詳細を明らかにする。

おもな目次

第1章 実践とその理論
第2章 治療者の機動性
第3章 治療段階の設定
第4章 初回面接
第5章 患者の立場
第6章 治療方針の設定
第7章 介入法
第8章 治療の終結
第9章 事例研究―反抗的な女の子
第10章 事例研究―不安なバイオリン弾き
第11章 事例研究―脳卒中患者の家族
第12章 精神療法―そしてそれを超えるもの