A・フリーマン,J・プレッツァー,B・フレミング,K・M・サイモン著/高橋祥友訳

認知療法臨床ハンドブック

A5判 460頁 定価(本体7,300円+税) 1993年4月刊


 
 

ISBN978-4-7724-0484-6

 本書の目的は,急速に発展している認知療法モデルの応用法に関して臨床家のためののハンドブックの役割を果たすことである。ベックが認知療法を開発した当初は,神経症性うつ病の治療に焦点が当てられていた。しかし,しだいに内因性のうつ病にも有効とされ,さらに不安障害や神経症一般,適応障害,薬物乱用,人格障害にまでその適応が拡大されてきた。
 本書では,認知療法面接の構造,原則に始まり,臨床評価,そして,うつ病,不安障害,自殺行動,人格障害への治療方針,特別な技法が実際のやりとりを交えながら解説されている。特筆すべきは第Ⅲ部である。ここでDSM-Ⅲ-Rの診断分類に基づき,各々の人格障害をどのように評価し,症例を概念化し,介入方針を決定し,認知療法技法を応用するかを詳述している。巻末には付録として,実践における自己評価のための「認知療法尺度(CTS-R)」を収載した。ペンシルバニア大学認知療法センターにおける,最新の臨床的研究の成果をここに公開するものである。

おもな目次

    第Ⅰ部 序説

      現実世界における認知療法

    第Ⅱ部 認知療法の臨床

      認知療法における臨床評価
      認知療法と行動療法の介入法
      うつ病の治療
      自殺行動の治療
      不安障害

    第Ⅲ部 人格障害

      妄想性人格障害
      分裂病質人格障害
      分裂病型人格障害
      境界性人格障害
      演技性人格障害
      反社会性人格障害
      自己愛性人格障害
      強迫性人格障害
      回避性人格障害と依存性人格障害 
      受動攻撃性人格障害

    第Ⅳ部 結論

      認知療法の実践

      付録・認知療法尺度(Cognitive Terapy Scale-Revised:CTS-R)

関連書