堤  啓監修/思春期発達研究会ふくおか編

保健室の先生
養護教諭の実践記録と精神科医のコメント

四六判 250頁 定価(本体2,000円+税) 1996年2月刊


ISBN978-4-7724-0505-8

 いじめ,登校拒否,非行,やせ症……心や体に悩みを持つ生徒たちをやさしく見守り,ともに悩み,心を育む保健室の先生。家庭でも学校でも居場所のない子どもたちに心の居場所を与え,やがて未来に向かってはばたけるよう,さまざまな困難の解決のために体当たりで活動を続けています。ベテラン養護教諭たちの感動的な活動記録と,その活動を見守る精神科医のコメントが,現代の青少年がどんな悩みを持ち,どんな働きかけが彼らを力づけたのかをいきいきと描き出します。すべての生徒と,家族や教師など彼らとかかわる人々への,保健室からの愛のメッセージ!

おもな目次

      養護教諭と保健室活動:堤   啓

    登校拒否

      1 定時制で夢の実現を――不登校をのりこえて――
      2 月影のミニリサイタル――幻のスター――
      3 僕のはもうないんやね――実らなかった卒業への挑戦――

    対人恐怖

      4 自分を見つめて――愛子さんこれからも長距離走で――
      5 来るものは拒まず,去るものは追わず――巣立ちゆくものへの想い――

    神経症

      6 由美さんが教えてくれたもの――あるがままの自分と向き合って――
      7 緘黙っ子とともに――無理にものは言わなくてもいいヨ――
      8 痩せ願望のゆきさん――みんなの支えで自分の道を歩く――

    性の問題

      9 「やさしさ」を求めつづけて――悲しすぎる親への抗議――
      10 私たちの選択――「友里ちゃん」の誕生をめぐって――

    非行,いじめ

      11 シンナーからの卒業――仲間を断つ勇気――
      12 青虫が蝶々に――いじめを超えて――

    からだの病気と生きる

      13 優子と私の二人三脚――わたしの戸惑い――
      14 生命の響――病気とともに生きる――
         (1〜14 コメント:堤   啓)

      本書でふれられていない心の悩み:堤   啓
      揺れ動く青少年への対応:堤   啓