内村英幸編

精神分裂病ハンドブック
治療と看護の指針

A5判/280頁/定価(本体4,800円+税) 1997年4月刊


ISBN978-4-7724-0538-0

 分裂病医療を効果的なものとするためには,すべての職種の連携体制,情報のスムーズな提供が必須であるが,医師,看護者,作業療法士,心理療法士,ソーシャルワーカーが各々の実践経験を踏まえて執筆にあたった本書により,分裂病治療の全体像が明らかになった。
 分裂病を類型化し治療技法をマニュアル化することで生じる本質的理解の欠落への恐れから,本書ではできるだけ多くの症例を呈示し,それに沿いながら叙述的に記載することが心掛けられている。また具体的に役立つよう,リスクマネージメントの際意識化しておく必要のある項目が加えられ,治療・看護にあたる際のキーポイントが,各項目の最後にコンパクトにまとめられている。

おもな目次

    第Ⅰ部 総論:基本的理解

      精神医療の歴史
      精神分裂病の概念と変遷
      病態構造の理解
      症状と病型
      精神療法
      集団精神療法
      薬物療法
      経過と予後

    第Ⅱ部 治療と看護

      分裂病の理解と対応の基本
      外来治療と訪問看護
      訪問看護活動記録
      入院治療の功罪
      開放と閉鎖病棟の利点と欠点
      病棟看護とマネージメントの基本
      初発例の治療・看護
      再発再燃―回転ドア現象と対応
      慢性期の理解と対応
      保護室長期化

    第Ⅲ部 リハビリテーション

      精神障害のリハビリテーションについて
      精神科病棟での生活訓練
      作業療法
      退院援助プログラム
      病院におけるデイ・ケアとナイト・ケア
      地域リハ
      リハにおける評価尺度

    第Ⅳ部 リスクマネージメント

      自殺予防対策
      暴力対策と保護室使用手順
      無断離院対策
      水中毒対策
      誤薬防止対策マニュアル
      薬物の副作用
      インフォームド・コンセントと医療事故

関連書