霜山徳爾監修/鍋田恭孝編

母と子・思春期・家族
子どもの心を理解するために

A5判/228頁/定価(本体3,400円+税) 1998年6月刊


ISBN978-4-7724-0582-9

 この20年間で子供あるいは思春期・青年期の若者の示す心の苦しみやその現われである行動・症状は大きくその様相を変えてきた。子供や青年は社会や家庭の変化に内在する問題点を敏感に感じ取り,さまざまに表現する。
 本書は,わが国において子供と思春期・青年期の心の問題に長年取り組んできた第一線の著者らが,多くの子供,そしてその家族,時には学校などと真剣にかかわりつつ,考え,悩み援助しつづけてきた体験を披瀝したものである。精神発達の基礎となる現代の母子関係のあり方から,児童・青年期の心性の理解とその援助の指針,不登校への対応の実際まで,著者らの体験の全てが学術的体裁にこだわらず,ざっくばらんに語り尽くされている。子供のこころを理解する手がかりを提供するために編纂された本書は医療,心理臨床,教育をはじめ関係諸領域の臨床家に豊かな示唆を与えてくれるだろう。

おもな目次