村瀬嘉代子著

心理療法のかんどころ
心傷ついた人々の傍らにあって


A5判/240頁/定価(本体3,500円+税) 1998年8月刊


ISBN978-4-7724-0591-1

 本書には,発達臨床心理学の視点,内的対象と超越の世界,心理臨床と宗教,理論や技法を実際の臨床場面に援用する際にどのような配慮が必要なのか,精神保健と家族,心理臨床と法や制度のかかわりなど,治療技法を支える基盤と技術的な工夫,心理療法一般に共通する実践上の要諦がおさめられている。そしてこれらの文章の基底には,「心理療法においてだいじなことは何か?」「どうすることがクライエントや家族にとって,本当に益することなのか」「変わるもの,変わらざるものとは何か」について心理療法に対する著者の一貫した視点が貫かれている。
 著者の心理療法を理解する上で重要な論考を集めた実践編であり,心理臨床に携わる人々に多くの示唆を与えるであろう。

おもな目次

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