J・ロバーツ,M・パイン編/浅田護・衣笠隆幸監訳

分析的グループセラピー


A5判/264頁/定価(本体4,200円+税) 1999年1月刊


ISBN978-4-7724-0595-9

 英国の分析的グループ療法でもっとも著名なフークス,ブラウン,ジェイムズ,ガーランドら対象関係論的なグループ分析家たちが開設し発展させたロンドンのグループ・プラクティスの発展過程を核に,グループ療法の実際を記述したものが本書である。
 ロンドンで本書の著者らに指導を受けた監訳者のひとり衣笠と,現在広島でともに分析的グループ療法を実践しているもうひとりの監訳者浅田および他の訳者らによって,この重要な文献が翻訳刊行されることになった。
 執筆者は全員英国グループ療法協会の会員で,そのほとんどが訓練グループ療法家であるため,各章はアセスメントやクリニックの設定方法など,非常に多彩かつ具体的な内容で,現在の英国におけるグループ療法を紹介するうえで最適の書と言える。

おもな目次

    第1章 グループ分析プラクティスの歴史
    第2章 グループのためのアセスメントと選択
    第3章 週2回のグループ
    第4章 週1回のグループ
    第5章 グループにおける特殊なカテゴリーの患者
      境界例患者
      境界例患者,もう一つの観点
      グループにおける性同一性の問題とその他の性的障害を有する患者
      中高年期の患者
      青年期の患者
      終結しない患者
      グループにおけるカップル
      プラクティスにおける身体症状あるいは心身症状を呈する患者
      グループにおけるスキゾイド人格
      精神病患者
      グループの破壊的な様相
    第7章 個人療法とグループ療法との併用
    第8章 グループ分析の訓練と訓練生
    第9章 プラクティスでグループを開始すること:準会員の見解
    第10章 死とプラクティス  第11章 プラクティスの運営
    第12章 プラクティスと同様の組織を設立するためのガイドライン