松林 直著

摂食障害を治療する
「ランチセッション」の活用


四六判 206頁 定価(本体2,400円+税) 1999年11月刊


ISBN978-4-7724-0631-4

 摂食障害患者の治療は,大変困難なものである。近年,罹病年齢の幅が広がり,現代をもっともよく反映した行動障害として患者数も急増,社会問題といえる状況にある。また,摂食障害は,時として死に至る病でもある。
 本書で述べるランチセッションは,サルバドール・ミニューチンが,摂食障害の家族療法において,用いた技法である。
 著者は,認知行動療法,深町式の行動制限療法の治療体験をもとに,この「ランチセッション」を臨床にとり入れ,統合的な治療法を編み出した。それは,治療の場に家族を参加させることによって,よりいっそうの治療効果をあげるというもので,本書には,著者の行っている「ランチセッション」の進め方が,多くの事例を通してわかりやすく説明されている。
 摂食障害という病気で苦しむ本人と家族をともに援助するという視点から書かれた,実践的な臨床書である。

おもな目次

    1.死んでしまうこともある摂食障害
    2.摂食障害の成り立ちについて
    3.摂食障害という病気に早く気づくために
    4.ミニューチンのランチセッション
    5.私のはじめてのランチセッション
    6.ランチセッションを行う前に
    7.私の治療における心構え
    8.ランチセッションの目的
    9.ランチセッションの手順
    10.ランチセッションの実際
    11.ランチセッション場面以外での患者さんや家族への接し方
    12.実際の事例を検討する
    13.ランチセッションで思うこと