若島孔文・長谷川啓三著

よくわかる! 短期療法ガイドブック

四六判/206頁/定価(本体2,500円+税) 2000年4月刊


ISBN978-4-7724-0649-9

『よくわかる! 短期療法ガイドブック』の特徴
  1. 本書は,「短期療法=ブリーフセラピー」のガイドブックです。迷わないように「地図」もついています。
  2. 短期療法には,「変化」を重視するMRI派と「ソリューション・フォーカスド・アプローチ」の解決志向派がありますが,著者ふたりは「いいとこどり」の精神で両者を統合した「表裏のアプローチ」を提唱しています。
  3. 「逆立ちでパニック障害が治った事例」「髪の毛が生えた事例」「15秒で足の震えが止まった事例」「賭けで摂食障害が解決した事例」など,興味深い事例研究も盛り沢山です。
  4. 本書は,言語の側面から心理療法に迫ったものです。セラピーに用いられるさまざまなコミュニケーション・テクニック(例えば「ミラクル・クエスチョン」や「言葉の使い方」「笑いの利用」「リフレーミング」「逆説介入」「課題の提示法」など)の情報を満載していますので,すぐにでも実践可能です。
  5. 提起されている手法は,著者らの臨床経験はもちろん,社会心理学や一般心理学などを援用した実証研究からも成り立っています。
  6. 臨床心理学の新しい方向を示唆した本書はセラピスト必携のものです。

おもな目次

    『よくわかる!短期療法ガイドブック』の歩き方
    はじめに 長谷川啓三

    第1章 短期療法とは?

      Ⅰ フォローアップから
      Ⅱ 【事例1】足が震える少女
      Ⅲ 短期療法のパラダイム

    第2章 短期/家族療法を理解するために

      Ⅰ コミュニケーションとは全ての行動がなり得るものである
      Ⅱ コミュニケーションには常に命令的機能が内在する
      Ⅲ コミュニケーションは人の行動に制限という形で影響を与える
      Ⅳ コミュニケーションは論理階型の理解によって整然とする

    第3章 短期療法―表裏のアプローチ―

      Ⅰ MRIアプローチとコミュニケーション理論
      Ⅱ 個人内コミュニケーションと個人間コミュニケーション
      Ⅲ BFTC短期療法――解決志向アプローチについて――
      Ⅳ 短期療法の統合モデル――表裏のアプローチ――
      Ⅴ 表裏のアプローチの事例

    第4章 治療的会話法

      Ⅰ 面接における質問法
      Ⅱ 言葉の使い方
      Ⅲ 臨床場面の会話集

    第5章 介入課題の出し方・使い方

      Ⅰ do differentの作り方
      Ⅱ 逆説介入(パラドックス)
      Ⅲ 課題の提示法

    第6章 短期療法テクニックの研究

      Ⅰ メタ・マネージメント・モデル
      Ⅱ バーバル‐マネージメント側面への介入
      Ⅲ コミュニケーション・ルートの利用
      Ⅳ 問題‐相互作用モデルの応用
      Ⅴ ソリューション・フォーカシング
      Ⅵ まとめ

    あとがき 若島孔文