ジャネット・トレジャー著
傳田健三・北川信樹訳

拒食症サバイバルガイド
家族,援助者,そしてあなた自身のために


A5判/200頁/定価(本体3,000円+税) 2000年6月刊


ISBN978-4-7724-0653-6

 摂食障害は,身体の病気であり,こころの病気であり,時代の病気である。治療機関も多岐にわたり,軽度のものから生命の危機にかかわるような深刻な状態まで臨床像もさまざまである。
 本書は,拒食症の患者とそれを援助する家族,教師,医療関係者の間にコミュニケーションと情報の架け橋を作ることを目的として書かれた。患者たちが,何を考え,何を望んでいるか,問題をどう認識させたらよいか,自分が変わっていくためには何をすればよいかなど,この病気で困っている人が真に知りたいことが具体的にわかりやすく語られている。また,最新の認知行動療法に基づき,問題解決技法,イメージング,ロールプレイ,解決試行的アプローチなどあらゆる技法が駆使されながら,決して一つに偏ることなく,日常臨床のための実際的な立場が貫かれている。
 摂食障害という決してあなどってはいけない病気からサバイバアルするために,本人、家族と専門家が協力して立ち向かっていくための至極のガイドブックである。

おもな目次

      第1章 はじめに

    ■第1部 拒食症の概観

      第2章 拒食症とはどんな病気か?
      第3章 誰に責任があるのか? 何が原因なのか?
      第4章 拒食症の歴史

    ■第2部:家族のために

      第5章 問題を認めること
      第6章 家族として協力する
      第7章 食べることについて何ができるか?
      第8章 太ること以外の問題
      第9章 取り組みを始める準備―援助を求めること
      第10章 あなた自身を理解する:私は誰? 飢餓って何?
      第11章 拒食症のの危険性とは何か?
      第12章 栄養と身体の構造について知っておくべきこと
      第13章 深く掘り下げること
      第14章 繰り返すパターン
      第15章 回復

    ■第4部:専門家のためのガイドライン

      第16章 治療者/援助者のためのガイドライン
      第17章 教師のためのガイドライン
      第18章 家庭医の視点