中河原通夫著

新訂 精神科治療薬の上手な使い方

A5判/202頁/定価(本体3,400円+税) 2000年8月刊


ISBN978-4-7724-0656-7

 最近の精神薬理学の進歩は非常にめざましく,ここ数年の間に新しい精神科治療薬が次々と発売されている。アメリカで夢の抗うつ薬として爆発的な人気をもつSSRIのルボックスやデプロマール,非定型精神病薬のリスパダール,抗不安薬のセディール,睡眠薬のドラール,日本初のアルツハイマー病治療薬のアリセプトなど,まったく新しいタイプの向精神薬が臨床の場に登場してきている。これらの新薬は,従来の向精神薬が偶然見つかったものであったのに対して,脳内物質や受容体の働きを見極めたうえで科学的な根拠に基づいて開発された点に特徴があり,これらの薬剤の発売によって,薬物療法の幅が大きく拡がってきている。
 本書は,これら精神科薬物療法の最新の知見をもとに,好評の前著を大幅に書き改めたものである。第Ⅰ部の「薬物療法の手引」は睡眠薬や抗うつ薬などを処方される臨床医のための最新処方マニュアルとなり,研修医のための必携の章として役立つ。また第Ⅱ部の「向精神薬の薬理作用と副作用」は,薬剤師や看護職などの医療従事者や薬事関係者,さらには,精神薬理学の研究に携わっている方々の必読の章となっている。

おもな目次

    Ⅰ 薬物療法の手引

      躁うつ病
      精神分裂病
      神経症
      境界例
      てんかん
      心身症
      摂食障害
      慢性疲労症候群
      産褥期精神病
      老年期痴呆
      不眠症

    Ⅱ 向精神薬の薬理作用と副作用

      抗うつ薬
      抗不安薬
      抗精神病薬
      リチウム
      抗てんかん薬
      脳機能改善薬
      漢方薬
      睡眠薬

    □向精神薬一覧