イアン・R・H・ファルーン,マーク・ラポータ,グレーン・ファデン,ヴィクター・グラハム‐ホール著/白石弘巳・関口隆一監訳

家族のストレス・マネージメント
行動療法的家族療法の実際

A5判/280頁/定価(本体4,200円+税) 2000年9月刊


ISBN978-4-7724-0664-2

 家族と精神保健サービス機関の協力により,家族がストレスを管理し対処技術を向上させることが,多くの精神疾患,とりわけ精神分裂病の再発予防にきわめて有効であることが実証されてきた。本書はこの方法を実践するさいの心理教育的訓練プログラムを克明に解説した,認知行動療法的な家族介入を用いるストレス管理モデルの実践的ガイドブックである。
 この技法の導入から家族の評価と理論的な精神保健教育,コミュニケーション技術や問題解決技法を身につけるためのセッション,さらには危機介入や特別の場合に必要な各種治療法まで,著者らが30年をかけて開発してきた各モジュールの戦略と実際の適用例が具体的に詳述され,またただちに使用可能な各種のワークシートやチャートと各ステップの詳細な手順が巻末に付録として収録されている。
 精神疾患の治療に関わるあらゆる専門職が,本書によって行動療法的家族療法の実際を独習できるばかりでなく,家族が習得したスキルを現実生活で継続的に実践してゆくためにも大いに役立つであろう。

おもな目次

    日本語版への序文
    序 文
    第1章 ストレスに対処する:家族の役割
    第2章 家族を行動療法的家族療法に結びつける
    第3章 単位としての家族の評価
    第4章 障害をもつ人とその介助者への精神保健教育
    第5章 コミュニケーション訓練
    第6章 問題解決と目標達成
    第7章 危機介入
    第8章 特別の技法
    第9章 行動療法的家族療法実施時に生じる問題への対処
    付録A 治療者が習得すべき技能
    付録B セッションガイド Ⅰ−Ⅴ
    監訳者あとがき