豊永武盛著

「声と身体」の語らい

A5判 220頁 定価(本体4,400円+税) 2000年10月刊


ISBN978-4-7724-0669-7

 日本語の語源を遡り,子音に隠されていた意味を発見する。そこで見出されたものは,母と幼児の間で交わされる言葉の発達と同様の発達を遂げていた―とする著者は,分裂病や躁うつ病,神経症などの病が,母と子の間に横たわる「言葉」の不活性が原因と指摘する。
 本書は,言語学,音韻学,考古学,発生学,精神発達学,精神分析学,精神科臨床,心理劇などのさまざまな知見・経験を援用しながら,言葉と身体のかかわりを探った労作である。  言葉と身体が語らいをはじめると治療の方向性が見える,とする著者の日本語臨床の新しい到着点。

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