岡田隆介編

児童虐待と児童相談所
介入的ケースワークと心のケア

A5判 200頁 定価(本体3,200円+税) 2001年5月刊


ISBN978-4-7724-0694-9

 児童虐待相談の激増,児童虐待防止法施行に伴い,児相への期待と圧力は日増しに強くなっている。本書には,対決的な緊急介入と継続的ケースワークを連続させる援助のあり方,効果的なネットワークとチームワーク作り,家族援助と心のケアの実際が,全国児相スタッフから報告されている。工夫で凌いでいる現状と将来への課題,熱い思いと哀しみの涙,それらすべてをつめこんだ,イッパイイッパイの児相からのWe insist!

おもな目次

    総 論:児童虐待の見たて:岡田隆介

    第1部 児童虐待 VS 児童相談所

      1.児童虐待への介入と援助:児童相談所からの発信:津崎哲郎
      2.児童虐待防止における児童相談所機能の展望:安部計彦
      3.初動調査のポイント:新宅博明
      4.児童福祉法第28条(措置権行使):平野佐敏
      5.児童福祉法第33条(一時保護):安部計彦
      6.児童虐待の早期発見と予防啓発活動:嶋田 隆

    第2部 チームワークとネットワーク

      1.児童相談所におけるネットワーク事情:川崎二三彦
      2.効果的なネットワーク作り①:保健婦との連携:廣岡逸樹
      3.効果的なネットワーク作り②:警察との連携:村瀬 修
      4.児童福祉施設に対する支援:大迫秀樹
      5.家族ニーズに合わせたチームワーク:玉城譲治
      6.手紙:児童相談所チームであたった例:川崎二三彦

    第3部 家族援助と心のケアの実際

      1.訪問調査:通報から保護へ:後藤真利
      2.ケースワーク:施設措置と家族再構築:山本千恵子・中野紘一
      3.在宅ケース援助例:生活の場を支える:宮井研治
      4.一時保護所での取り組み:同じ時を生きる:鹿子島礼子
      5.性的虐待を疑われた多問題家族に対する心理的援助法の模索:三宅芳宏
      6.性的虐待と心のケア:一時保護から里親委託へ:橋本達哉
      7.対立から協調へ:3世代家族を支える:衣斐哲臣
      8.子どもの心のケア:安全感を土台にして:菅野道英
      9.三つの視点からすすめる子ども・家族援助:岡田隆介