パトリック・D・マクゴーリ,ヘンリー・J・ジャクソン編著/鹿島晴雄監修/水野雅文・村上雅昭・藤井康男監訳

精神疾患の早期発見・早期治療

A5判 450頁 定価(本体6,800円+税) 2001年6月刊


ISBN978-4-7724-0698-7

 世界中で早期精神病の予防的戦略に対して関心が高まっている。わが国においても,精神保健福祉の領域において次に取り組むべき大きな課題は,精神分裂病をはじめとする精神疾患の早期発見と早期治療であろう。
 精神疾患の前兆や初回エピソードを早期に発見し適切な介入を提供することができれば,慢性の経過を予防し社会的予後を良好なものにすることができることを,本書は広範囲の医学的エヴィデンスを網羅して明らかにしている。
 また早期発見のためのアセスメント,発症後の未治療期間を短縮しケアへとつなげる方法,「臨界期」と呼ばれる最初の数年間に行われるべき低用量の新しい抗精神病薬療法,認知科学に基盤を置いたさまざまな心理社会的介入技法とその実際的プログラムなどを,著者らの実践に基づいた豊富な臨床例を用いて具体的に示している。
 本書の中で示されるさまざまなアプローチは,精神医学がその歴史上最もエキサイティングな局面に向かっていることを示唆するものである。

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