ダナ・N・クリスチャンセン,ジェフリー・トダール,ウィリアム・C・バレット著/曽我昌祺,杉本敏夫,得津慎子,袴田俊一監訳

解決志向ケースワーク
臨床実践とケースマネジメント能力向上のために

A5判 248頁 定価(本体3,200円+税) 2002年4月刊


ISBN978-4-7724-0740-3

 ケースワークを変える!
 本書は,伝統的な病理モデルに基づくソーシャルワークを超える,再発予防モデルとソリューション・フォーカスト・モデルを統合した新しい「解決志向ケースワーク・モデル」を提唱するものである。
 例えば,虐待事例において保護者を「加害者」と見るなど,今までのソーシャルワークの視点では,クライエントを「欠陥」のある個人や家族と捉え,それにより,より問題を複雑にしてしまうことが多かった。しかし,新しいこのケースワークのモデルでは,「欠陥」を外在化することで,こうしたクライエントをともに問題を解決していくパートナーだと捉えるところに真髄がある。
 本書は,理論的,概念的なことばかりではなく,クライエントとの面接技法,他職種との協働,委託方法,事務作業の効率化,ワーカーのトレーニングといった問題にまで詳細に言及しており,ケースマネジメントを実際に進める上で大いに参考となるものとなるだろう。

おもな目次

    第1部 解決志向ケースワークの歴史と沿革

      第1章 解決志向ケースワークの基盤
      第2章 ポストモダン世界で解決を求めて

    第2部 アセスメント

      第3章 ケースワークを日常生活の出来事につなぎとめておく
      第4章 これまでのパターンを認識する
      第5章 問題の詳細なアセスメント
      第6章 予防プランに関する合意の構築

    第3部 マネジメントの問題

      第7章 目標を設定し課題を明確化するプロセス
      第8章 解決志向のケースマネジメント
      第9章 ケースマネジメントにおける処遇提供者の役割
      第10章 解決志向の面接技法
      第11章 どのようにスタッフの体験が変化するか