ディヴィド・テイラー,キャロル・ペイトン編/佐藤裕史訳

症例で学ぶ精神科薬物療法
向精神薬の使い方

A5判 248頁 定価(本体3,800円+税) 2003年6月刊


ISBN978-4-7724-0780-9

 本書は,英国で版を重ねた定評ある向精神薬マニュアルである。臨床薬理の最先端から社会心理的因子までを取りあげ,薬物動態学,薬力学,処方上の留意点を網羅し,具体的な症例に即して最新の精神科薬物療法の実際が解説されている。
 本書の構成は,各章ごとに個別的に具体症例を挙げ,薬物療法の問題点を具体的に論じたうえで,いくつかの臨床上の問題点を挙げ,それに対する解答を列記する,という形式をとっている。さらに,各章末には処方上の注意が要点としてまとめられ,解答,見解の根拠として最新の文献が列挙されている。精神障害全般を網羅し,臨床のあらゆる面におけるevidenceに支えられた,アップ・トゥ・デイトなガイドブックといえよう。

おもな目次

    第1章 急速鎮静化
    第2章 治療抵抗性のない精神分裂病
    第3章 難治性(治療抵抗性)分裂病
    第4章 陰性症状
    第5章 てんかん性精神病の治療
    第6章 妊娠中における精神病の治療と授乳
    第7章 非定型抗精神病薬と高血糖
    第8章 抗精神病薬の服薬遵守
    第9章 不安症状の顕著なうつ状態
    第10章 抗うつ薬が充分効かないとき
    第11章 抗うつ薬の予防投与と断薬症状
    第12章 難治性のうつ状態
    第13章 てんかん患者のうつ状態の治療
    第14章 心血管系疾患の患者におけるうつ状態の治療
    第15章 恐慌性障害
    第16章 強迫性障害
    第17章 躁病
    第18章 リチウムの使い方―予防投与,減量法,妊娠時の用法―
    第19章 急速交代型の双極性障害
    第20章 抗うつ薬による躁転
    第21章 双極性障害における非定型抗精神病薬
    第22章 老人のうつ状態
    第23章 老年期精神病
    第24章 アルツハイマー病
    第25章 痴呆患者の異常行動に抗精神病薬を用いる
    第26章 自傷行為と学習障害
    第27章 注意欠陥多動障害
    第28章 子供のうつ状態
    第29章 アルコール離脱の対応と断酒の維持
    第30章 神経性無食欲症
    第31章 睡眠障害