日本家族研究・家族療法学会編

臨床家のための
家族療法リソースブック総説と文献105

A5判 320頁 定価(本体4,200円+税) 2003年6月刊


ISBN978-4-7724-0783-0

家族研究・家族療法の歴史がコンパクトにまとめられています
創始期から現在に至るまでの潮流を概観しながら,代表的な家族療法家の理論と実践を解説します。システム論については特に項をもうけ,詳細に論述されています。

家族研究・家族療法の展開と臨床的な広がりがわかります
理論・方法論的な側面から,日本の家族療法の現況が解説され,ナラティヴ・セラピー,ブリーフセラピー,家族心理教育・家族評価,フェミニズムについては特に項をもうけています。臨床現場の側面からは,夫婦療法,児童・思春期,摂食障害・心身症,ひきこもり,学校・教育,高齢者,虐待,アルコール・薬物,犯罪・非行,家事調停,リエゾン・医療現場と家族,災害と家族,移民と家族を取り上げ,第一人者によって報告されています。

家族研究・家族療法の歴史的・基礎的文献105件が紹介されています
国内外の単行本と学術論文を対象とした約1,000件の中からリストアップされた,1950年代から現在にいたるまでの105の文献が,最適の執筆者の手によりサマライズされています。内容紹介を主としますが,著者の紹介,執筆の背景,歴史的位置づけ,読みどころ,なども盛り込まれています。

家族研究・家族療法のデータベースとして活用できます
文献ガイドには,書籍・雑誌の詳しいデータが掲載されています。「関連文献」「参考文献」も充実し,文献ガイドと総説がガイドナンバーによってリンクされています。絶版書籍や海外の学術雑誌からも多数紹介されているので,これまで手に入らなかった文献の要旨もわかります。

おもな目次

    第1部 総   説

    【1】家族療法の創始期:牧原 浩
    【2】1980年代末までの家族療法の潮流:中村伸一
    【3】家族療法とシステム論:楢林理一郎
    【4】日本の家族療法の展開(1980年代):楢林理一郎
    【5】1990年代以降の家族療法:世界の潮流と日本の現状[Ⅰ 理論,方法論的な側面から]
      A.90年代以降の欧米の家族療法:楢林理一郎
      B.日本の家族療法の現況(1990年代以降):楢林理一郎
      C.ナラティヴ・セラピー(ポストモダニズム,社会構成主義):小森康永
      D.ブリーフセラピー:児島達美
      E.家族心理教育・家族評価:後藤雅博
      F.フェミニズムと家族療法:渋沢田鶴子
    【6】1990年代以降の家族療法:世界の潮流と日本の現状[Ⅱ 臨床現場の側面から]
      A.夫婦療法:佐藤悦子
      B.児童・思春期(不登校・家庭内暴力など):村上雅彦
      C.摂食障害・心身症:佐藤 豊
      D.ひきこもり:近藤直司
      E.学校・教育:吉川 悟
      F.高齢者:松本一生
      G.虐待:福山和女
      H.アルコール・薬物(嗜癖):遠藤優子
      I.犯罪・非行:生島 浩
      J.家事調停:村松 励
      K.リエゾン・医療現場と家族:渡辺俊之
      L.災害と家族,移民と家族など:五十嵐善雄

    第2部 家族研究・家族療法105の文献ガイド