D・M・ガーナー,P・E・ガーフィンケル編/小牧 元監訳

摂食障害治療ハンドブック

B5判 550頁 定価(本体12,000円+税) 2004年2月刊


ISBN978-4-7724-0809-7

 本書は,摂食障害の歴史的概念から病気としての成り立ち,アセスメント,最新の情報と臨床知見,あらゆる治療技法とその考え方と進め方やセルフヘルプまで,摂食障害に関するすべての項目が網羅された,現場で真に役立つハンドブックである。
 精神力動的アプローチ,家族療法,対人関係療法,フェミニストセラピー,グループ療法,薬物療法,入院治療など主要な治療技法を詳細に示すことを眼目とするため,可能な限りマニュアルとしての構成を取り入れ,治療法の解説は各分野の卓越した臨床家によるものになっている。また多くの事例を取り上げて,治療者―患者の遣り取りを具体的に示した。特に近年治療効果の裏付けされた治療法として,認知行動療法と心理教育について多くの頁が割かれ,「オックスフォード認知行動療法マニュアル」を要約した内容が収録されている。
 摂食障害の臨床書として質量共に最大の規模を実現した本書は,精神科医,心療内科医,セラピスト,看護職等摂食障害の治療に携わるすべての人々が臨床の質を向上させるための最適のテキストと言えよう。

おもな目次

    第Ⅰ部 治療に向けて

      第1章 Anorexia Nervosa:治療の歴史的概観
      第2章 Bulimia Nervosaの歴史
      第3章 診断
      第4章 アセスメント
      第5章 治療の時間的配列と統合

    第Ⅱ部 認知行動的・教育的アプローチ

      第6章 Bulimia Nervosaの認知行動療法
      第7章 Anorexia Nervosaの認知行動療法
      第8章 治療における心理教育の原則
      第9章 栄養カウンセリングと運動管理
      第10章 認知行動療法的ボディイメージ療法

    第Ⅲ部 精神力動的,女性解放論的,およびファミリーアプローチ

      第11章 摂食障害:自己心理学的見地
      第12章 重症のAnorexia Nervosaのコンサルテーションと治療契約
      第13章 成長からの逃避としてのAnorexia Nervosa:モデルに基づいた考察と治療
      第14章 Bulimia Nervosaに対する対人関係療法
      第15章 ボディイメージ障害の原因と治療
      第16章 Anorexia Nervosaに対する家族療法

    第Ⅳ部 入院および薬物治療

      第17章 Anorexia Nervosaの入院治療
      第18章 部分的入院治療
      第19章 Anorexia Nervosaにおける体重増加を促進するための行動療法について
      第20章 薬物療法

    第𔷭部 治療をめぐるトピックス

      第21章 内科的合併症の管理
      第22章 性的虐待と他の心的トラウマ
      第23章 物質乱用と依存
      第24章 内科的合併症を有する患者のマネジメント
      第25章 パーソナリティ障害を伴う摂食障害患者の治療
      第26章 Anorexia Nervosaにおける治療拒否:臨床的,倫理的,法的考察
      第27章 グループ心理療法
      第28章 前思春期の摂食障害
      第29章 むちゃ食い障害患者への治療適応
      第30章 むちゃ食いに対するセルフヘルプと指導されたセルフヘルプ

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