窪田 彰著

精神科デイケアの始め方・進め方

A5判 254頁 定価(本体3,600円+税) 2004年10月刊


ISBN978-4-7724-0845-5

 精神障害リハビリテーションは,今や「日本型地域ケアモデル」を創出すべき時期に来ている。それは,心の病を持った人が住む街に,さまざまな機能を持った小さな拠点が数多く存在し,各自のライフスタイルに応じて自分で“行く場”を決めることのできる“オーダーメイドのリハビリテーション”である。その中で,医療と福祉の橋渡しを担う精神科デイケアの役割は,今後さらに重要なものとなろう。
 本書は,精神科デイケアの成り立ちから開設にあたっての準備,経済的予測,運営面での注意事項,プログラムの組み立て方やグループで起こるさまざまな問題への対処法,職員のトレーニングやミーティングの方法,効果判定まで,「人になじみ,街になじむ」ための生活の拠点作りをめざすクボクリ・デイケアの実践を,現行の資料や実例に即しながら仔細に紹介したもので,「精神科デイケア開設マニュアル」「精神科デイケア・スタッフマニュアル」として活用できる。
 著者が東京下町で展開して来た20年以上に及ぶ実践は,精神科デイケアのみならず,地域精神保健福祉活動に携るすべての施設・職種の人々に,スキルアップのヒントと問題解決の指針を示すものである。

おもな目次

    STEP1 基礎編 精神科デイケアってどんなところ?

      第1章 精神科デイケアとは
      第2章 精神科デイケアの実際:東京下町錦糸町での実践から

    STEP2 実践編1 精神科デイケアを始めよう

      第3章 ハード面での準備と施設基準
      第4章 運営面での準備
      第5章 ソフト面での準備:初めてのデイケア

    STEP3 実践編2 プログラムを効果的に,豊かに進めよう

      第6章 プログラムの組み立て方
      第7章 プログラムのいろいろ
      第8章 デイケア,ナイトケアで出会うこといろいろ
      第9章 デイケアグループにおける個人の成長
      第10章 職員の資質とチームワーク
      第11章 デイケア活動の効果判定と評価基準
      第12章 グループワークとしてのデイケア:集団精神療法の視点

    STEP4 理論編 さらに深くデイケアを理解し,実践に活かそう

      第13章 リハビリテーション理念と福祉活動との連携
      第14章 地域精神医療・保健・福祉の動向とデイケア

    【資料】

      精神科デイケア,精神科ナイトケア,精神科デイ・ナイトケア施設基準