「日本語版への序」より

 私達の著書が日本語に翻訳されたことを知り,たいへんうれしく思います。物語は,人間のコミュニケーションにおける普遍的な形式であり,誰にとっても魅力的で,忘れがたいものとして記憶に残ります。それは,人々の相互交流を促進し,問題解決における,全体論的な視点からのアプローチを助けます。そして,物語は変容を促進します。ここで言う変容とは,個人的なレベル(個々の学習)と,組織機構のレベル(サービスの改善)の両方を含んでいます。

 私達は,本書の翻訳の労を執った,斎藤清二教授に感謝します。また,この本に示された考えは,英国,ロンドンで実施されたプロジェクトに基づくものですが,日本における読者の,あらゆる実践に役立つものとなることを願っています。

トリシャ・グリーンハル
アンナ・コラード