高橋雅春・高橋依子・西尾博行著

ロールシャッハ・テスト実施法

A5判 250頁 定価(本体3,400円+税) 2006年4月刊


ISBN978-4-7724-0910-0

 ロールシャッハ・テストの実施,記号化,解釈の方法にはさまざまな方式がある。しかし,現在最も広く用いられ,世界の臨床家の共通言語となりつつあるのは,実証的基盤に基づいて多くの学派の方式を統合した,エクスナーの包括システムである。
 本書は,包括システムによる実施法,コード化(スコアリング),構造一覧表の作成法までをわかりやすく解説した入門編である。投影法としてのロールシャッハ解釈のための基礎知識が述べられ,初心者にも使えるよう,コード化の基準が,日本人の実例によって,明解かつ具体的に説明されている。さらに,特殊スコアについても,健常成人,精神障害者,犯罪者の反応例が収集・分析されている。とくに間違いやすいコード化「やコード化に迷う反応」について,実例による細かな解説がなされ,上級者にも参考となろう。
 長年にわたりロールシャッハ・テストを用いてきた著者らによる臨床実践と研究の集大成であり,ロールシャッハ・テストの最新の方式を正しく実施し適切にコード化するための,最良のテキストである。

おもな目次

    第1章 実施方法
    第2章 反応領域
    第3章 発達水準
    第4章 決定因子
    第5章 ブレンド・組織化活動・形態水準
    第6章 反応内容
    第7章 平凡反応
    第8章 特殊スコア
    第9章 構造一覧表の作成
    第10章 エクスナーと異なるコード
    付表:領域表/反応内容のコード例/ロールシャッハ・テスト記録用紙

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