マートン・M・ギル著/神田橋條治・溝口純二訳

転移分析
理論と技法

A5判 190頁 定価(本体3,400円+税) 2006年5月刊


ISBN978-4-7724-0915-5

 フロイトの創始した精神分析治療は,本質的に転移分析という方法に依拠しており,フロイトは,初期の論文ですでに転移分析について論じている。フロイト以降,転移分析は多くの分析家によってさまざまに取り上げられてきた。
 本書は,Gillの主著であり,転移に関する文献として必ず引用される現代の古典である。精神分析の優れた臨床家であったGillは,フロイトをはじめとして,Strachey,Glover,Stone,Klein,Segal,Rosenfeld,Zetzel,等,多くの分析家の文献を引用しながら,転移分析の実際を情熱的且つ論理的に説いていく。
 人と人とが結びつく豊穣な世界であり,精神分析技法の核である転移分析についての詳細な臨床研究である。

おもな目次

    序章
    第1章 転移の解釈とは
    第2章 転移と抵抗
    第3章 転移解釈は治療の中心
    第4章 分析の場内で転移を展開させる
    第5章 転移は常に存在する
    第6章 転移はすべて分析の場の現実と関連している
    第7章 転移分析における現実の場
    第8章 今ここでの転移解釈 対 発生論的転移解釈と転移外解釈
    第9章 KLEIN学派の転移解釈
    第10章 FREUDの遺したもの
    結語