ポール・スタラード著/下山晴彦監訳

子どもと若者のための
認知行動療法ワークブック
上手に考え,気分はスッキリ

B5判 212頁 定価(本体2,600円+税) 2006年8月刊


ISBN978-4-7724-0927-8

 ちょっとしたことで頭にきて暴力を振るってしまったり,怖い体験を思い出して動けなくなったり,ひどく落ち込んでしまったり,困っているのに止められない癖に悩んだり……。このような広範囲にわたる子どもや若者の心の問題への効果的な介入方法として,認知行動療法が注目を集めています。
 本書は,この認知行動療法を子どもや若者に適用するために,発達段階に合わせて,彼らが理解しやすく,楽しんで課題に取り組めるように工夫をしたものです。まず,認知行動療法の基本的な考え方が,日常の具体例や噛み砕いた喩えを多用して非常にわかりやすく説明されています。続くワークシートでは,実際に子どもや若者がそこに絵や文字を書き込むことで,自分の気持ち,認知,行動をつかみ,その関連性を理解し,感情や行動をコントロールする練習ができるようになっています。こうした介入過程を通して,彼らの心の問題や行動は改善し,安定した生活を送れるようになっていくのです。
 個人面接だけでなく,教室などのグループを対象とした心理教育や予防活動などにも幅広く応用できる,実用的な1冊です。

おもな目次

    第1章 認知行動療法―理論的な起源と根拠,そして技法―
    第2章 子どもと若者のための認知行動療法
    第3章 上手に考え,気分はスッキリ―本書の活用資料の紹介―
    第4章 考え,気持ち,そして行動
    第5章 自動思考
    第6章 考え方の誤り
    第7章 偏ってない考え方
    第8章 心の中心にある“思いこみ”
    第9章 考え方を変えてみる
    第10章 自分の気持ちに気づく
    第11章 自分の気持ちをコントロールする
    第12章 いつもとちがう行動をしてみる
    第13章 問題を解決できるようになる

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