ザフラ・クーパー,クリストファ・G・フェアバーン,デボラ・M・ホーカー著/小牧 元監訳

肥満の認知行動療法
臨床家のための実践ガイド

A5判 310頁 定価(本体4,400円+税) 2006年9月刊


ISBN978-4-7724-0934-6

 肥満の問題は身体的であるとともに,きわめて「心理的」でもある。  本書では,問題そのものを維持している認知プロセスを変化させる認知行動療法の技法を肥満の治療プログラムに取り入れ,治療の段階ごとに動機づけ・援助の方法を示した。まず減量達成にあたり「希望体重」「理想体重」「許容体重」といった体重目標区分の考え方,また,減量の先にある「本来の目標」を見極める重要性を解説し,その具体的な援助技法を詳説している。さらに「むちゃ食い」「ボディイメージの障害」といった肥満治療に重要なポイントとなる諸問題への対応にも紙幅を割いている。
 そして本書の最大の特徴は,「肥満治療成功は,至難の技」と言わしめる「リバウンドの問題」の心理的プロセスを明らかにし,その治療プログラムを詳述している点である。リバウンドへの本書のプログラムは,肥満治療の切り札となるだろう。
 本書は,肥満の患者や体重コントロールに問題を抱える患者の治療に携わっているすべての分野の専門家のために書かれた臨床ガイドである。

おもな目次

    第1章 イントロダクション
    第2章 理論と治療についての概観
    第3章 モジュールⅠ:治療の開始
    第4章 モジュールⅡ:減量の確立と維持
    第5章 モジュールⅢ:減量を阻むものへの取り組み
    第6章 モジュールⅣ:身体活動の増強
    第7章 モジュールⅤ:ボディイメージへの心配に対する取り組み
    第8章 モジュールⅥ:目標体重への取り組み
    第9章 モジュールⅦ:本来の目標を扱うこと
    第10章 モジュールⅧ:健康的な食事の仕方
    第11章 モジュールⅨ:体重の維持
    付録Ⅰ 患者用パンフレット
    付録Ⅱ 役に立つウェブサイト
    参考資料「日本人の食事摂取基準」

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