アーサー・J・フランケル,シェルダン・R・ゲルマン著/野中猛監訳/羽根潤子訳

ケースマネジメントの技術

A5判 200頁 定価(本体2,800円+税) 2006年12月刊


ISBN978-4-7724-0943-8

 ケースマネジメントとは,生活に何らかの困難さを抱える人々を支援するために,フォーマルな資源とインフォーマルな資源を結びつけて,パッケージとして提供する援助技術とその制度である。わが国でも,“ケアマネジメント”の用語で,介護保険法,障害者自立支援法,特別支援教育法など,さまざまな対人サービス領域において採用され,その適用範囲が広がっている。しかし,それがどれほど良い制度であっても,現場の担当者に技術がともなっていなければ実効あるものにはならない。
 本書は,ケースマネジメントの概念とともに,その専門的技術を徹底して追究している。アメリカ合衆国の大学院で好評を博している教科書の邦訳版である。ケースマネジメントの技術について,受理から終結に至る過程にそいながら,勘所を押さえて縦横に整理し,精神障害,発達障害,高齢者,慢性疾患,児童虐待,エイズ,ホームレスなど,生活に困難を来している人々を支援する共通の方法とその研修の仕方を紹介している。
 本書で述べられた具体的技術は,わが国でもただちに参考になるものであり,現場職員ならびに専門職教育機関において,今もっとも求められているテキストとなろう。

おもな目次

    第1部 ケースマネジメントの実践

      第1章 ケースマネジメント実践の変革
      第2章 ケースマネジメント実践の概略
      第3章 ケースマネジャーの役割
      第4章 ケースマネジメントの事例

    第2部 ケースマネジメントの技術

      第5章 対人関係,関係づくり,情報収集の技術
      第6章 特別な実践的技術
      第7章 介入と評価に関する追加項目

    第3部 ケースマネジメントの対象と課題

      第8章 特殊な対象におけるケースマネジメントの論点
      第9章 課題と展望