下坂幸三著

アノレクシア・ネルヴォーザ論考
(新装版)

A5判 350頁 定価(本体6,800円+税) 2007年4月刊


ISBN978-4-7724-0968-1

 摂食障害治療の第一人者である著者の記念碑的論文を含む,第一論文集,復刊!
 著者はこの病態に早くから注目し,その本質に迫る本格的な精神療法による治療を行ってきたことで知られるが,現在でも摂食障害を論じるときには必ず引用される著者の初期主要論文がここに集大成されている。
 本書の前半には,この病態に対する包括的で精緻な精神病理論が収載され,後半では,ゆたかな経験に基づく家族への援助をも射程にいれた治療論が平明な語り口で懇切に説かれている。
 豊富な症例の分析とともに,長年の経験から生まれた治療の具体的手法を論じた本書は,“アノレクシア・ネルヴォーザ”論の古典的名著として,本障害に関わるすべての人に読み継がれていくべきものであろう。

おもな目次

    第1章 思春期女性の病的やせ―神経性無食欲症―
    第2章 青春期やせ症(神経性無食欲症)の精神医学的研究
    第3章 神経性無食欲症(青春期やせ症)の精神医学的諸問題
    第4章 アノレクシア・ネルヴォーザ再考
    第5章 神経性無食欲症と登校拒否
    第6章 神経性無食欲症と現代社会
    第7章 思春期やせ症と家族
    第8章 神経性無食欲症者の家族力動
    第9章 心理的条件に基づく多食と肥満
    第10章 アノレクシア・ネルヴォーザの治療
    第11章 神経性無食欲症に対する心理的援助の基本方針
    第12章 アノレクシア・ネルヴォーザ覚書
    第13章 過食・嘔吐症状に対する私の対応