上別府圭子/森岡由起子編

サイコセラピューティックな看護

A5判 190頁 定価(本体2,400円+税) 2007年11月刊


ISBN978-4-7724-1004-5

推薦の辞
 医者はともすれば患者その人よりも病気そのものに注意を集中しがちだが,看護者は一方で医者を手助けしつつ,他方患者その人と必然的により人間的な関係を結ぶのではないか。その意味で看護には初めから精神療法的要素が色濃く含まれている。この本の執筆者たちはこの点に深く思いを致してそれぞれご自分の道を切り開いたことで共通しているのであろう。この本が多くの看護者にとって,またこれから看護を志す者にとって,インスピレーションであり続けることを願ってやまない。

土居健郎


 危機的心理状況に置かれているさまざまな疾患をもった患者さんたちに,精神療法的視点をもって接することで,その自然治癒力は高まるのではないか。看護を志す人のみでなく,医療に携わる人,精神療法を学ぶ人にお勧めの1冊。

おもな目次

    推薦のことば:見藤隆子
    まえがき:牛島定信
    第1章 「サイコセラピューティックな看護/Psychotherapeutic Nursing」の展望:上別府圭子
    第2章 小児看護におけるサイコセラピューティック・アプローチ:塩飽 仁
    第3章 家族を対象としたサイコセラピューティックな看護:渡辺裕子
    第4章 よりよい死をささえるケア:河 正子 
    第5章 サイコセラピューティックな看護を援助する リエゾン精神看護:川名典子
    第6章 不妊女性への看護カウンセリング:森 恵美
    第7章 遺伝性腫瘍の遺伝カウンセリングと看護の実践から:武田祐子
    第8章 透析患者への認知行動療法的関わりとサイコセラピューティック看護:田中 瞳・岡 美智代・シェザード樽塚まち子
    第9章 糖尿病患者への心理教育的アプローチ:高野亜紀子・数間恵子
    第10章 「グループ」という方法 看護における治療共同体的アプローチの今日的意義:武井麻子
    第11章 看護相談の技法と教育:宮本真巳
    第12章 心理職の立場から:森岡由起子