マートン・M・ギル著/成田善弘監訳/杉村共英,加藤洋子訳

精神分析の変遷
私の見解

A5判 216頁 定価(本体3,400円+税) 2008年11月刊


ISBN978-4-7724-1053-3

 精神分析技法の名著『転移分析』の著者として知られるギル(Merton M. Gill)最後の著書,待望の邦訳である。ギルは,精神分析が成熟し,常識に近づいた結果として,分析状況を患者と分析家が形成する場と捉え,分析家は何を言い,何を行うかという臨床の基本について,精緻な論述を展開している。自由連想,解釈,中立性,身体の問題,等,さまざまな臨床的課題について,卓抜した論理的な思考力を持ち,誠実な臨床家であったギルを理解するための優れた臨床書である。

おもな目次

    監訳者まえがき/成田善弘
    第1章 構成主義と解釈学
    第2章 内的なものと外的なもの
    第3章 一者心理学と二者心理学
    第4章 中立性
    第5章 精神分析と精神療法
    第6章 自由連想と分析過程
    第7章 分析家は何を言い,何を行うか
    第8章 理論と技法
    第9章 精神分析における身体
    第10章 結 論