スコット・スプラドリン著/斎藤富由起訳

弁証法的行動療法ワークブック
あなたの情動をコントロールするために

B5判 200頁 定価(本体2,800円+税) 2009年2月刊


ISBN978-4-7724-1064-9

 認知行動療法の一派である弁証法的行動療法(DBT)は,境界性パーソナリティ障害治療に始まり,今日,リストカット等の自傷行為や社会的不適応,摂食障害や外傷後ストレス障害にも、その適応範囲を広げつつある。DBTの創始者マーシャ・リネハンの高弟スコット・スプラドリンの手になる本書は,思春期以降の幅広い層を対象とする「弁証法的アプローチによる情動のセルフ・コントロールの書」。具体的な場面を想定したアクシデントへの対処法,書きこみ式ワークシート,さらに監訳者による本書の正しい使用法の解説を付しており,マインドフルネス・スキルを高めるためのアイデアに溢れた本書は,日本におけるDBT受容の機運を後押しするDBTワークブックの決定版となるだろう。

おもな目次

    第Ⅰ部 情動の本質

      第1章―情動の構造:包括的なシステム
      第2章―情動の機能:情動にはどのような働きがあるか?
      第3章―情動の性質:基本的情動と二次的情動

    第Ⅱ部 あなたの情動に名前をつけて,特徴を述べてみよう

      第4章―なぜ,こんなに傷つくのか?
      第5章―情動のマインドフルネス
      第6章―情動を生み出す‘引き金’の特定
      第7章―感覚に気づく:情動から生まれる衝動と行動
      第8章―行動の結果の検討

    第Ⅲ部 情動コントロールの妨害要因を減らそう

      第9章―セルフ・トークの修正
      第10章―ライフスタイルの変化―情動の回復力のために
      第11章―激しい情動を変化させる

    第Ⅳ部 情動を生かした豊かな生活を送ろう

      第12章―人間関係のスキル
      第13章―親密な人間関係のスキル
      第14章―生き延びることと受け入れること
    付録 情動を表現するボキャブラリー集
    補論 弁証法的行動療法の歩みと情動コントロール学習の注意点―あとがきにかえて

関連書