西園昌久編著

SSTの技法と理論
さらなる展開を求めて

A5判 192頁 定価(本体2,800円+税) 2009年12月刊


ISBN978-4-7724-1116-5

 SST(Social Skills Training:社会生活技能訓練)は,社会生活を営む要となるコミュニケーション技能を回復・改善し,自己対処能力を高める効果的な方法である。わが国では80年代に紹介され,精神障害者の社会復帰,社会参加を目指す精神科リハビリテーション領域で,急速に普及,発展をとげてきた。さらに現在では矯正教育・更生保護領域,児童生徒の学校教育現場へと広がりをみせている。
 本書では,SSTを,技法,理論,トレーニング,効果研究,各領域での展開といった視点から多角的にとらえ,これまでになされてきた実践と研究の集大成を図る。精神科医,看護師,作業療法士,精神保健福祉士,心理士等,職種を越えて,SSTを包括的に深く理解するための1冊である。

おもな目次

    第1章 SSTと精神療法・1―私がSSTに惹かれる理由―: 西園昌久
    第2章 SSTと精神療法・2―治療関係性と効果―:西園昌久
    第3章 SSTの発展の軌跡と可能性―アメリカと日本―:安西信雄
    第4章 SSTの技法・1―基本訓練モデルとモジュール―:角谷慶子
    第5章 SSTの技法・2―アセスメント,動機づけ,集団療法としてのSST―:皿田洋子
    第6章 SSTの技法・3―SST技法のトレーニング―:池淵恵美
    第7章 SSTの基礎理論:丹羽真一
    第8章 矯正教育と更生保護分野でのSST:前田ケイ
    第9章 教育現場におけるSST:佐藤正二・戸ケ崎泰子
    第10章 統合失調症の治療ガイドラインとSST:井上新平
    第11章 SSTと心理教育:後藤雅博
    第12章 包括的リハビリテーションとSST:野中 猛
    第13章 EBMからみたSST:岩田和彦

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