上島国利監修/平島奈津子編著

治療者のための女性のうつ病ガイドブック

A5判 380頁 定価(本体4,800円+税) 2010年6月刊


ISBN978-4-7724-1138-7

 女性のうつ病は男性に比して約2倍の有病率を示し,WHOが発表した障害調整生存年数において,近い将来に心疾患,交通事故をおさえて第一位になることが予想されている。
 本書は,女性のうつ病について,精神科医のみならず臨床心理や社会学の専攻者も参加し,女性の生理的,心理社会的特徴を女性のうつ病に欠かせない視点として考察すると同時に,それらがうつ病の発症にどのように関連し,治療上どのような配慮が必要かを明らかにしようと試みたものである。繊細で傷つき易い女性の心理社会的側面を重視しながらの教育的支持的なアプローチの方策が本書のメインテーマとして貫かれている。著者は全員第一線で活躍中の女性臨床医や臨床心理士,社会学者であり,正に「女性による女性のための」うつ病ガイドブックになっている。
 女性のうつ病を全方位的な見地から捉えた臨床家必携の一冊。

おもな目次

はじめに

第Ⅰ部 序説

    第1章 うつ病の性差
      Ⅰ 性差という視点
      Ⅱ うつ病の性差をめぐる仮説
        1.アーチファクト(artifacts)
        2.生物学的な要因
        3.併存障害の影響
        4.心理社会的要因
      Ⅲ 治療者の性差
    第2章 疫学
      Ⅰ 精神障害の疫学的性差
      Ⅱ うつ病の症状や下位診断における疫学的性差
    第3章 診断と経過
      Ⅰ 女性のうつ病・うつ状態の見立てと治療の考え方
      Ⅱ 女性のうつ病の鑑別診断と合併症
      Ⅲ 女性に特徴的な経過と症状群
      Ⅳ 女性に特有なうつ病(月経関連気分障害)
      Ⅴ 家族関係と女性に特徴的なトラウマ体験
      Ⅵ 性差に配慮したうつ病治療
    第4章 症状と性差
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 症状の性差
        1.全般的臨床像
        2.重症度
        3.症状別にみた性差
        4.社会機能,社会適応
        5.性役割としての性差
      Ⅲ まとめ

第Ⅱ部 女性のライフサイクルとうつ病 概念・診断・治療・予防など

    第1章 月経前不快気分障害(PMDD)
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)
        1.概念,歴史
        2.PMS
        3.PMDD
      Ⅲ 病因
      Ⅳ 診断
      Ⅴ 治療
        1.SSRIs
        2.ホルモン療法
        3.漢方療法
        4.非薬物療法
      Ⅵ 今後の課題
      Ⅶ おわりに
    第2章 妊娠期うつ病
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 疫  学
      Ⅲ 発症危険要因
        1.生物学的要因
        2.心理社会的要因
      Ⅳ 症状および経過
      Ⅴ 妊娠期うつ病の治療
        1.抗うつ薬服用の影響
        2.抗うつ薬服用中止の問題点
        3.治療
      Ⅵ 症例
        【症例1】31歳,初産婦
        【症例2】39歳,初産婦
      Ⅶ おわりに
    第3章 産後うつ病
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 定義・概念
        1.定義
        2.疫学
        3.危険因子
      Ⅲ 臨床的特徴と診断
      Ⅳ 家族への影響
      Ⅴ 予防と治療
        1.二次予防(早期発見・早期治療)への取り組み
        2.治療
      Ⅵ おわりに
    第4章 更年期とうつ病
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 更年期(climacteric period)とは
      Ⅱ 更年期に起きやすい身体・精神症状
        1.身体症状
        2.精神症状
        3.更年期症状の経過 Ⅲ 更年期における心理社会的変化
        1.身体的変化
        2.家庭内の役割の変化
        3.親,近親者,友人との関係
        4.仕事
      Ⅳ 更年期のうつ病と閉経の関連
      Ⅴ 更年期のうつ病の診断
      Ⅵ 更年期のうつ病の治療
        1.精神科薬物療法
        2.ホルモン補充療法(hormone replacement therapy:HRT)
        3.漢方薬
        4.精神療法
      Ⅶ おわりに
    第5章 老年期とうつ病
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 診断
        1.症状の特徴
        2.鑑別診断
        3.リスクファクター
      Ⅲ 治療
        1.薬物療法
        2.電撃療法
        3.精神療法
      Ⅳ 予後

第Ⅲ部 女性のうつ病に欠かせない視点と領域

    第1章 女性が置かれている社会状況とその変化
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 「主婦」としての役割
      Ⅲ 職業人としての役割
      Ⅳ 母としての役割
      Ⅴ 性的存在としての女性
    第2章 働く女性とうつ病
      Ⅰ 「働く女性のうつ病」を語る意味
        1.「働く」「女性」「うつ病」の組み合わせの不思議
        2.働く男性のうつ病
        3.「働く女性のうつ病」に潜むキーワード
      Ⅱ 職場の対人関係
        1.上司との対人関係を契機としてうつ病を発症した女性事例
        2.職場のストレス要因にみる性差
        3.うつ病のリスクとしての対人関係―その性差
      Ⅲ 仕事と家事との両立
        1.労働力率のM字カーブ
        2.働く女性の家事・育児負担
        3.仕事・家庭の間のスピルオーバーとうつ状態
      Ⅳ おわりに
    第3章 女性のうつ病による子殺し
      Ⅰ はじめに Ⅱ うつ病の犯罪・殺人,子殺し,母子関係について Ⅲ 判例によるうつ病者の子殺し
        【判例A】
        【判例B】
        【判例C】
        【判例D】
        【判例E】
      Ⅳ 判例からみた子殺し
    第4章 世代間伝達と愛着困難
      Ⅰ 大人のニーズが生む子どもへの虐待
      Ⅱ 親のメンタルヘルス
      Ⅲ 取り入れ
      Ⅳ 世代間伝達
      Ⅴ 愛着困難
    第5章 不妊症における心理的問題
      Ⅰ はじめに Ⅱ 不妊症とは
        1.不妊症の原因
        2.不妊治療の流れ
        3.不妊治療患者を取り巻く医療従事者や支援体制
      Ⅲ 不妊治療を受ける患者の心理的問題―うつ病との関連―
        1.事例紹介
        2.不妊治療中のうつ病の割合
      Ⅵ 当院における心理的問題を抱えた女性への援助
      Ⅴ まとめ
    第6章 喪失体験と女性のうつ病
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 症例
        【症例1】子宮頸がんに罹患したAさん
        【症例2】夫を脳梗塞で失ったBさん
        【症例3】夫への信頼を失ったCさん
      Ⅲ まとめ
    第7章 暴力被害女性とうつ
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 暴力被害女性に関する研究の概観
        1.被害経験率とPTSD有病率に関する研究
        2.大うつ病の有病率と合併率
        3.被害内容と精神疾患発症の関連
        4.抑うつとPTSDの症状の類似重複と独立性
      Ⅲ 事例と解説
        【女性 初診時52歳 無職】
        【女性 初診時28歳 無職】
      Ⅳ 正確なアセスメント ―うつ病とPTSDの症状の鑑別について―

第Ⅳ部 女性のうつ病とコモビディティ(併存障害)

    第1章 摂食障害とうつ病
      Ⅰ はじめに
        1.摂食障害の中の抑うつとコモビディティとしての気分障害
        2.摂食障害と抑うつとの関係―考え方のモデル―
      Ⅱ 神経性食欲不振症と抑うつ
        1.診断基準の中の心理的症状
        2.神経性食欲不振症の抑うつの特徴
        3.慢性化とともにみられる抑うつ状態
      Ⅲ 神経性大食症と抑うつ
        1.診断基準の中の抑うつ
        2.臨床例―大うつ病の診断が優先するケース―
        3.過食嘔吐行動の背後の気分
      Ⅳ おわりに
    第2章 女性のパニック障害とうつ病
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ パニック障害とは
        1.歴史と分類
        2.疫学
        3.PDの診断
        4.経過と予後
        5.パニック障害(PD)の病因
        6.PDとうつ病の合併
      Ⅲ 女性のPDおよびPDを合併したうつ病の治療
        1.精神療法
        2.薬物療法
        【症例】初診時23歳 女性 元来几帳面で臆病な性格
      Ⅳ まとめ
    第3章 女性の非定型うつ病/季節性うつ病
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 非定型うつ病とは
      Ⅲ 性  差
      Ⅳ 臨床的特徴と非定型うつ病の分類
        1.気分反応性について
        2.過眠や過食・体重増加などの自律神経症状と鉛様麻痺について
        3.拒絶への過敏性について
        4.非定型うつ病の分類
      Ⅴ 他疾患との関連
        1.双極Ⅱ型障害との関連
        2.不安障害との関連
        3.パーソナリティ障害との関連
      Ⅵ 治療について
        1.薬物療法
        2.精神療法
      Ⅶ 季節性うつ病(季節性感情障害)
    第4章 女性の強迫性障害とうつ病
      Ⅰ 強迫性障害の症状と治療
        1.強迫性障害の症状
        2.強迫性障害の治療
      Ⅱ 強迫性障害とうつ病
        1.強迫性障害のコモビディティ
        2.OCD患者における大うつ病エピソード
        3.うつ状態を伴うOCDの治療
      Ⅲ 症例
    第5章 女性の社交不安障害とうつ病
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 診断
        1.SADの定義および診断基準
        2.疫学,コモビディティなどについて
        3.評価スケール
        4.SADと対人恐怖との関係性について
      Ⅲ 生物学的研究 Ⅳ 治療
        1.薬物療法
        2.認知行動療法(cognitive behavior therapy:CBT)
      Ⅴ 事  例
        【36歳 女性】
    第6章 身体表現性障害とうつ病
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 身体表現性障害とDSM:Overview
      Ⅲ 身体表現性障害, 身体化障害,Somatization, 説明のつかない身体症状(MUS)における性差gender
      Ⅳ 身体表現性障害とうつ病性障害のコモビディティ
        1)本邦プライマリ医療機関における横断調査(表2)25,26)
        2)海外疫学調査
      Ⅴ 女性と不定愁訴:MUS(医学的に説明不能の身体症状)
      Ⅵ MUIとBiopsychosocial model
      Ⅶ おわりに
    第7章 境界性パーソナリティ障害とうつ病
      Ⅰ 境界性パーソナリティ障害
        【症例1】BPDとうつ病の合併
      Ⅱ BPDとうつ病
      Ⅲ BPDと双極性Ⅱ型障害
        【症例2】BPDと双極性障害の合併
      Ⅳ BPDとうつ病の関連の臨床的意義
        【症例1続き】
      Ⅴ BPDとうつ病の治療
        【症例3】向精神病薬過量処方によって衝動性や問題行動が悪化していた例

第Ⅴ部 治療

    第1章 心理教育(1)
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 心理教育の実際
        1.急性期
        2.回復期,再発予防
        3.慢性化した場合
      Ⅲ 心理教育の効果と現状
      Ⅳ おわりに
    第2章 心理教育(2)
      Ⅰ いま産業現場で何が起きているかを知る
      Ⅱ 上司に知ってほしい職場メンタルへルスの現状と“うつ病対策”
        1.上司は女性を活性化する企業風土づくりをめざす
    第3章 心理教育(3)
      Ⅰ 心理教育とうつ病をもつ人の家族の感情表出
      Ⅱ うつ病をもつ人の家族心理教育の効果
      Ⅲ 家族心理教育の進め方
      Ⅳ うつ病をもつ女性の家族心理教育
        1.キーパーソンとの関係構築
        2.疾患に関する知識や情報の提供
        3.服薬の支援と自殺予防
        4.家族のコミュニケーション
        5.育児・介護役割を担っている女性,一人暮らし,高齢者世帯の場合
      Ⅴ おわり
    第4章 薬物療法(1)
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 薬物動態・生物学的性差が薬物療法に与える影響の可能性
      Ⅲ 抗うつ薬治療反応性の性差
        1.三環系抗うつ薬
        2.三環系抗うつ薬と他の抗うつ薬との比較
        3.新規抗うつ薬(SSRI,SNRI)
      Ⅳ augmentationの性差
      Ⅴ 副作用の性差
      Ⅵ おわりに
    第5章 薬物療法(2)
      Ⅰ 妊娠と薬物療法について
        1.催奇形性
        2.新生児毒性,離脱症状
        3.神経行動学的後遺症のリスク
        4.治療上の有益性とは
      Ⅱ 妊娠中に薬物療法が及ぼす影響
        1.抗うつ薬
        2.抗不安薬・睡眠薬
        3.気分安定薬
        4.抗精神病薬
        5.中枢神経刺激薬
    第6章 薬物療法(3)
      Ⅰ 女性の抑うつ症状に対するホルモン療法の位置づけ
      Ⅱ 月経前症候群(PMS)
        1.PMSの概念
        2.PMSのホルモン療法
        3.経口避妊薬
        4.GnRHa
      Ⅲ 更年期障害
        1.更年期障害の概念
        2.ホルモン療法の位置づけ
        3.ホルモン療法の実際
    第7章 薬物療法(4)
      Ⅰ 薬物療法と精神療法の併用療法についてのエビデンス
      Ⅱ 薬物療法の精神療法的要素
      Ⅲ 併用療法に伴う心の動き2)
      Ⅳ 併用療法の医療経済性
    第8章 精神療法・心理療法1
      Ⅰ 支持的とは?
      Ⅱ 女性のうつ・男性のうつ
      Ⅲ ケースにみる女性の「うつ」
        1.【症例】A子:「失われた子ども」
        2.【症例】B子:「あなたについて行く」
        3.二つのケースに見る「絆型うつ」
      Ⅳ 「私の価値」を読み出す新しい方法をつくる「支持」
        1.【症例】A子の経過
        2.【症例】B子の経過
        3.支持のツボどころ
      Ⅴ 女性のうつの支持的心理療法のまとめ
    第9章 精神療法・心理療法2
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 認知行動療法とは
        1.認知行動療法の考え方と基本モデル
        2.認知行動療法の進め方
        3.認知行動療法においてよく用いられる技法
      Ⅲ うつ病に対する認知行動療法のポイント
        1.アセスメントと心理教育
        2.技法の適用(認知再構成法と問題解決法)
        3.再発予防計画
      Ⅳ 女性のうつ病に対する認知行動療法のポイント(事例提示)
        【症例】
    第10章 精神療法・心理療法3:対人関係療法
      Ⅰ 対人関係療法とは
      Ⅱ IPTの歴史と特徴
      Ⅲ IPTの主要問題領域
        1.悲哀
        2.対人関係上の役割をめぐる不和
        3.役割の変化
        4.対人関係の欠如
      Ⅳ 妊娠中・流産後・産後のうつ病とIPTの問題領域
        1.悲哀
        2.対人関係上の役割をめぐる不和
        3.役割の変化
        4.対人関係の欠如
        5.複雑な妊娠
      Ⅴ IPTの技法・治療者の姿勢
      Ⅵ 夫婦同席面接(IPT-CM)
      Ⅶ 症例
        【症例A子】
      Ⅷ IPTの新たな形
    第11章 精神療法・心理療法4
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 抑うつの精神分析的理解について5,7)
        1.対象喪失・喪の作業・メランコリー
        2.抑うつ態勢
        3.抑うつを抱えられないこと
      Ⅲ 精神分析的精神療法について
      Ⅳ 「なくてはならない」ことを恐れたAとの精神分析的精神療法6)
        【症例A】
      Ⅴ 女性の患者と女性の治療者
    第12章 精神療法・心理療法5
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 総論
        1.森田療法の基本的な考え方
        2.「うつ」に対する森田療法の流れ
        3.日記指導
        4.入院森田療法
      Ⅲ 症例提示―各ライフステージと関連した不安・抑うつ―
        1.思春期―強迫的傾向と関連したうつ
        2.20〜30代女性の仕事・生き方を巡る葛藤
        3.産後,子育てにまつわるうつ状態
        4.中年期からの抑うつ
        5.女性のライフサイクルに伴う葛藤や課題と森田療法における対応
      Ⅳ おわりに
    第13章 精神療法・心理療法(6)
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 夫婦(カップル)の相互作用の特徴
        1.「ヤマアラシのジレンマ」
        2.対称性と相補性
        3.“more of the same”の問題解決パターン
      Ⅲ Gottmanのカップル研究より
      Ⅳ GreenbergのEFT(Emotion-Focused Therapy)
        1.第一次感情
        2.第二次感情
        3.道具的感情
        4.関係における感情の相互作用
      Ⅴ うつ傾向を示す妻のケアとセラピー 【症例】
    第14章 電気けいれん療法
      Ⅰ 電気けいれん療法(ECT)の歴史
      Ⅱ 修正型電気けいれん療法(m-ECT)の実際
      Ⅲ m-ECTの適応と作用機序
      Ⅳ m-ECTの副作用と禁忌
      Ⅴ m-ECTの効果と再燃率
      Ⅵ おわりに
    第15章 高照度光療法
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 高照度光療法の適応
        1.季節性感情障害(SAD)
        2.その他の疾患
    第16章 作業療法・デイケア
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 精神科領域の作業療法・デイケアとは
        1.精神科作業療法
        2.精神科デイケア
      Ⅲ うつ病患者に焦点を当てたプログラムの紹介
        1.職場復帰援助プログラム
        2.職場復帰のための集団認知行動療法
        3.女性のための集団認知行動療法
      Ⅳ 事例紹介
        【事例Bさん】
      Ⅴ まとめ
    第17章 社会的サポート:EAP
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ うつ病の社会的サポート
        1.まずはうつ病の理解から
        2.社会的サポート機関の選び方
        3.事業場外資源について
        4.各種制度によるサポート

第Ⅵ部 自殺予防への取り組み

    第1章 女性のうつと自殺
      Ⅰ はじめに
      Ⅱ 日本の自殺の状況
      Ⅲ 自殺行動の男女差
      Ⅳ 女性自殺企図者の臨床的背景
      Ⅴ 女性の自殺行動の予防
        1.自殺手段の規制
        2.精神疾患(特にうつ病)の早期発見,早期介入
        3.自殺未遂者のフォローアップ
        4.メディアコントロール
      Ⅵ 自殺念慮をもつ女性への対処 Ⅶ 繰り返される自殺行動への対処