小林隆児著

関係からみた発達障碍

A5判 234頁 定価3,360円(税込み) 2010年7月刊


ISBN978-4-7724-1146-2

 本書は医療,教育,福祉,心理と幅広い職場で活躍,発達障碍を中心に実践を積み重ねてきた児童精神科医が臨床のエッセンスを公開するものである。自ら携わった24の事例を折りまぜ,独自に編み出した「関係発達臨床」という接近法を通して事例の理解の方法について生き生きと語っている。まさに著者の臨床経験の集大成ともいえる書である。
 著者は乳幼児期の母子関係の中に関係の問題(関係障碍)を見出し,そこに立ち表れるアンビヴァレンスを取り扱うことの重要性を主張してきた。子どもが誕生後初めて出会う他者(主たる養育者)との関係の成立過程という原初段階での関係の躓きは,その後の子どもの発達・成長において、決定的に深刻な影響を及ぼすからである。
 乳幼児期からおとなまで発達障碍といわれる人々に対して,著者が「関係発達臨床」を通して見出したことは何か?

おもな目次

まえがき

第一章 「発達」と「障碍」について再考する

第二章 「関係」からみた自閉症の基本障碍仮説

第三章 発達障碍を「関係」からとらえる

第四章 「関係」の見立て

第五章 「関係」からみたことば

第六章 主体性をはぐくむ

第七章 「関係」からみた発達障碍

あとがきにかえて 子どもは全存在を通して自分の気持ちを表に現している

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