山上敏子,下山晴彦著

山上敏子の行動療法講義with東大・下山研究室

A5判 300頁 定価(本体2,800円+税) 2010年8月刊


ISBN978-4-7724-1157-8

「すべての精神現象を刺激−反応の枠組みでとる」行動療法は,抽象的な理論だけではなく,具体的な目標を設定し,個別に仮説を立てながら,クライエントが困難を乗り越えるための学習方法を提案していく現実的な方法の体系といえる。
本書は行動療法の大家・山上敏子が、「方法としての行動療法」の理念と実践方法について,臨床経験から導かれた事例を援用しつつ行動療法の基礎から応用までを臨床の楽しさとともに語った,若手臨床家のための実践本位・東大講義。
本書は,3つの事例,刺激‐反応の枠で行動を具体的にとる方法,理論も技法も自在に使う方法,問題に沿って治療を進める方法,コミュニティでの行動療法活用術,参加者との質疑応答,臨床心理学を学ぶ人へのエールなど多岐にわたって展開される。下山晴彦研究室での講義の臨場感もそのままに,行動療法を志す若き臨床家のためにも,さらに行動療法をブラッシュアップしたいベテラン・セラピストのためにも,本書はその必携書となるだろう。

おもな目次

はじめに
講義1―刺激‐反応の枠で行動を具体的にとる
講義2―行動療法は、ダイナミックな方法である
講義3―治療の実際1 引きこもり男性Aさん
講義4―理論も技法も自在に使う
講義5―問題に沿って治療を進める
講義6―治療の実際2 強迫症状が主訴の発達の障害をもつ男性Bさん
講義7―コミュニティで行動療法を活用する
講義8―治療の実際3 多職種が協働して援助したCさん
講義9―参加者からの質問に答えて
講義10―臨床心理学を学ぶ人に向けて
おわりに

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