ダグラス・ジェイコブ,バレント・ウォルシュ,モイラ・マックデイド,シャロン・ピジョン著/松本俊彦監訳/今村扶美,勝又陽太郎,木谷雅彦,赤澤正人,廣川聖子,菅原靖子訳

学校における自傷予防
『自傷のサイン』プログラム実施マニュアル

A5判 110頁 定価(本体2,800円+税) 2010年12月刊


ISBN978-4-7724-1174-5

 今日,中学校・高等学校の生徒の約1割に自傷行為の経験があるといわれています。自傷行為におよぶ若者たちやその友人,また,周りの大人も含めて自傷行為という問題にどのように対応すればよいのでしょうか?
 本書は,米国のマサチューセッツ州の自殺予防教育プログラムで有名なNPO法人により開発された『自傷のサイン』プログラムの実施マニュアルと,具体的な内容を収録したDVDの全訳です。
 本プログラムでは,「Acknowledge(気づき)」,「Care(かかわり)」,「Tell(つなぎ)」というメッセージが繰り返し強調され,自傷が,苦痛を抱え助けを求めていることのサインであることを示し,それに気づくことで適切なかかわりをもち,信頼できる大人や専門家につなげることが重要だと説いています。
 DVDには,教師向け・生徒向けに分かれたプログラムの実際が俳優によってドラマ形式で解説され,実施マニュアルで述べられていることを体験的に理解できるようになっています。
 『自傷のサイン』プログラムに接することで,自傷問題を抱える若者をはじめ,教師や保護者,スクールカウンセラー,養護教諭,また,地域の援助機関のスタッフまでもが,自傷に対する従来の道徳教育とは一線を画す実践的な対処方法を身につけることができるでしょう。

おもな目次

第1章 プログラムの概要
第2章 生徒向けプログラムの実施方法
第3章 教師に対する教育とトレーニング
第4章 保護者への教育とコミュニケーションのあり方
第5章 支援資源と参考資料
文献
巻末資料
監訳者あとがき