はじめに

 本書は,その重要性が日増しに高まっている認知行動療法を,読者の皆さまが順を追って確実に学んでいくために企画したものです。
認知行動療法は,世界的観点で見るならば,今やメンタルヘルス活動の中心的方法となっています。英米圏をはじめとする諸外国では,効果研究の結果,認知行動療法の有効性が確認され,さまざまな領域で活用されています。これまで導入が遅れていた日本でも,2010年より認知行動療法の保険適用が認められ,精神医療における重要性が増してきています。そこで,メンタルヘルスの一翼を担う心理職においても認知行動療法を活用できることが緊急の課題となっています。
 このような課題に応えるために近年日本でも,英米圏で多く出版されている認知行動療法の書物を翻訳することを通して紹介がされてきました。しかし,その多くが外国の実践を基礎としており,しかも特定の立場や技法に偏っていることが多く,日本の現状に即して,しかも体系的に認知行動療法を学ぶことが難しいのが現状でした。
 そこで本書は,認知行動療法を体系的に,順を追って学ぶことができるように内容を構成しました。また,日本において認知行動療法を実際に現場で実践している心理職の方々に執筆を依頼しました。そして,執筆者の皆さんに,いずれも読者の皆さんに語りかけるように学習やワークのポイントを講義形式で解説することをお願いしました。
 このような意図のもとに企画された本書は,認知行動療法の初歩から現場での実践方法に至る18の講義から構成されているセミナーの形式をとることになりました。読者の皆さんは,セミナーに出席し,一つひとつの講義を聴講することによって,最終的に認知行動療法の全体を知り,事例に則した実践ができるようになります。
 多くの皆さんが,本書を活用して認知行動療法についての正しい知識を持ち,的確に実践できるようになることを祈っています。

認知行動療法を学ぶ:はじめにより

はじめに

 本書は,その重要性が日増しに高まっている認知行動療法を,読者の皆さまが順を追って確実に学んでいくために企画したものです。
認知行動療法は,世界的観点で見るならば,今やメンタルヘルス活動の中心的方法となっています。英米圏をはじめとする諸外国では,効果研究の結果,認知行動療法の有効性が確認され,さまざまな領域で活用されています。これまで導入が遅れていた日本でも,2010年より認知行動療法の保険適用が認められ,精神医療における重要性が増してきています。そこで,メンタルヘルスの一翼を担う心理職においても認知行動療法を活用できることが緊急の課題となっています。
 このような課題に応えるために近年日本でも,英米圏で多く出版されている認知行動療法の書物を翻訳することを通して紹介がされてきました。しかし,その多くが外国の実践を基礎としており,しかも特定の立場や技法に偏っていることが多く,日本の現状に即して,しかも体系的に認知行動療法を学ぶことが難しいのが現状でした。
 そこで本書は,認知行動療法を体系的に,順を追って学ぶことができるように内容を構成しました。また,日本において認知行動療法を実際に現場で実践している心理職の方々に執筆を依頼しました。そして,執筆者の皆さんに,いずれも読者の皆さんに語りかけるように学習やワークのポイントを講義形式で解説することをお願いしました。
 このような意図のもとに企画された本書は,認知行動療法の初歩から現場での実践方法に至る18の講義から構成されているセミナーの形式をとることになりました。読者の皆さんは,セミナーに出席し,一つひとつの講義を聴講することによって,最終的に認知行動療法の全体を知り,事例に則した実践ができるようになります。
 多くの皆さんが,本書を活用して認知行動療法についての正しい知識を持ち,的確に実践できるようになることを祈っています。