A・スコット・ウィンター著/松本俊彦,小林桜児訳

解離性障害とアルコール・薬物依存症を理解するためのセルフ・ワークブック

A5判 128頁 定価(本体2,400円+税) 2011年4月刊 


ISBN978-4-7724-1194-3

 リストカット,自傷,摂食障害,薬物やアルコールの乱用・依存,複数の問題行動と依存症状を併発する患者に遭遇したら? 
 本書は,米国の著名な「依存症治療施設」ヘーゼルデンが刊行した「アルコール・薬物依存症に対する自習ワークブック叢書[重複障害シリーズ]」の一冊である。
 日本でも近年,児童虐待の増加に伴い,解離性障害(DID)への関心が高まっている。解離性障害に罹患する患者のなかにはアルコール・薬物依存症を併発する“重複障害患者”,あるいは,解離する代わりにアルコールや薬物による「酔い」によって「化学的に」解離している者が少なくない。こうした重複障害患者の治療では,アルコール・薬物依存症と解離性障害の両方に対する介入が必要とされているが,残念ながら,わが国では,このことは十分に認識されているとはいえない現状である。
 本ワークブックには依存症援助の経験や回復者の言葉から摘み取られた珠玉の知恵が詰まっている。当事者,家族をはじめ,すべての回復施設や医療機関で働くスタッフにとってわかりやすく使いやすい必携のガイドブックと言えよう。訳者による詳細な[解題]を付す。

おもな目次

    [解題]
    第1章 解離性障害について理解しましょう
    第2章 アルコール・薬物依存症について理解しましょう
    第3章 重複障害について
    第4章 あなたの人生に対する依存症の影響
    第5章 あなたの人生に対する解離性障害の影響
    第6章 回復に向けた船旅
    第7章 日記をつける
    第8章 絵を描いてみませんか?
    第9章 回復に向けた計画
    第10章 最後に一言
    訳者あとがき