村瀬嘉代子,傳田健三編

対人援助者の条件
クライエントを支えていくということ

四六判 260頁 定価(本体2,800円+税) 2011年8月刊


ISBN978-4-7724-1211-7

 「……本書は平成20年度に(北翔大学において)開かれた公開フォーラムをもとにして編まれた。専門領域は異なっても,対人援助職にとって,求められる要因には通底しているものがあること,一方,それぞれの領域での営みの特質を審らかにしようと意図したものであった。……私は予てから,「精神文化は地方から」とひそかに考えてきた」(「あとがき」より/村瀬嘉代子)
 本書は,プロとしての援助者の資質とは何か? クライアントを援助するという営みにおいて,現実に添った効果的方法を実践するための要諦を異なる立場の経験豊富な臨床家が説き明かした,「対人援助の本質論」である。
 クライアントの現実は,常に理論(マニュアル)を超えている。人々に添うということ,クライアントの生活を支えるという視点に基づき,実践から帰納法的にフィードバックされたさまざまな「臨床の知」が全編にわたってわかりやすく詳述されている。

おもな目次

まえがき/傳田健三
子どもの心に出会うこと、それを支えていくこと/傳田健三
言語障害をもつ人との豊かなコミュニケーションをめざして/風間雅江
生活を営むことに苦労している子どもと親と関係者との支え合いの経験から/田中康雄
ローカルであり続けること/平野直己
思春期の子どもたちとのかかわりから学んだこと/村田昌俊
人格の尊重とケアの力について/三瓶徹
臨床心理士の道を歩むということ/佐藤由佳利
あとがき/村瀬嘉代子