若島孔文著

ブリーフセラピー講義
太陽の法則が照らすクライアントの「輝く側面」

四六判 216頁 定価(本体2,600円+税) 2011年10月刊


ISBN978-4-7724-1224-7

ソリューション・フォーカスト・アプローチとMRIアプローチから著者が導き出した,よりシンプルなブリーフセラピー・モデル。その,クライアントの「輝く側面」を広く相互的に構成していくモデルを,2010年日本ブリーフセラピー協会名古屋支部で行われたワン・デイ・ワークショップをもとに解説する。ワークショップ参加者とのシミュレーション,質疑応答に加えて,多数の執筆者によるブリーフセラピーに関するコラムも収録。
本書のタイトル『太陽の法則』。それは小野直広先生の『太陽の魔術』を法則として言い換えた言葉であり、光りあるところに光を当てる、そのようなセラピーです。『北風と太陽』の物語を皆様はご存知のことでしょう。旅人のコートを脱がせるのは北風か太陽か……私は臨床活動をはじめて今年で16年になりますが、今の結論は太陽こそが人を変えることができるということです。読者の皆様が本書を読み終えたその瞬間から、平均的に80点をとれるブリーフ・セラピストになれると私は考え、そして期待しています。 (「はじめに」より)

おもな目次

はじめに
第1章 ブリーフセラピーとは
第2章 ブリーフセラピーのモデル
第3章 二刀流から新陰流へ
第4章 シミュレーションから学ぶ(1)
第5章 質疑応答を通じての理解
第6章 シミュレーションから学ぶ(2)
あとがき
コラム

    セラピストの個性の活かし方
    カウンセリングの基礎から見るブリーフセラピー―クライアントの言葉をもって返す柔道のアプローチ
    関係を作ることを拒否している子どもの事例―「その布団、被ったままでもいいよ
    初学者から見るリフレーミング研究史と太陽の法則
    思い出し笑い大作戦
    “見えてしまうこと”を怖がる小学生男児へのパラドックス介入の一例―「ユウレイと楽しく過ごしましょう」
    父親を問題解決に巻き込んだ介入課題の一例―「お母さん、絵文字デビュー」
    親子ゲンカの悪循環を切断するための介入課題の一例―「みんなでルールを変えましょう」
    熟練セラピストの情報の取り方―初学者セラピストから見たブリーフ5W1H
    動機づけを高める面接とは
    自傷行為に対するパラドックス介入の一例―「その自傷、止めなくてもいいよ」
    発達に問題を抱えているスクールカウンセラーによる共感的親面接