福井 至編著

図説 認知行動療法ステップアップ・ガイド
治療と予防への応用

A5判 280頁 定価(本体3,800円+税) 2011年12月刊


ISBN978-4-7724-1227-8

 認知行動療法(CBT)は,比較的変えやすい認知と行動を主に変容し,気分や生理反応も含めて総合的に治療していくものであり,現在,治療エビデンスの認められた効果的セラピーとして急速に浸透しつつある。
 本書で特筆すべきは,著者考案によるカードを使った,実施法の紹介やコンピュータを使ったバーチャル・リアリティ・エクスポージャーなど新しい認知行動療法の臨床応用を紹介していることである。
 さらに,恐怖症へのEMDRとエクスポージャー法との併用や,教師,看護職,管理職,SEなどストレスマネジメントの必要な現代の職種への適用まで,CBTの具体的応用を目指したガイドとなっている。

おもな目次

まえがき

【治療編】

    ●認知行動療法の復習
      第1章 認知行動療法とは 
      第2章 簡単な認知行動療法実施法
      第3章 否定的な自動思考カードの使い方 
      第4章 不合理な信念カードの使い方 
    ●高齢者の認知行動療法
      第5章 高齢者を対象とした認知行動療法 
    ●パーソナリティ障害への認知行動療法
      第6章 パーソナリティ障害に関する認知行動モデルの構築 
      第7章 パーソナリティ障害に対する質問紙とカードの使い方
      第8章 スキーマ療法 
    ●パニック性不安うつ病への認知行動療法
      第9章 パニック障害にみられる不安うつ病―パニック性不安うつ病(患者特有の心理的特性)
      第10章 パニック発作における破局的認知を測定する質問紙の開発
    ●恐怖症の治療
      第11章 クモ恐怖症におけるエクスポージャー法による効果―NIRSによる前頭前野からの検証
      第12章 コンピュータによる認知行動療法
      第13章 恐怖症へのEMDRの適用―エクスポージャー法との併用について

【予防編】

    ●肯定的気分の認知行動モデル
      第14章 肯定的気分尺度と肯定的気分を引き起こす自動思考尺度の開発および肯定的気分の認知行動モデルの構築
    ●教師のうつ予防法
      第15章 教師特有の不合理な信念と抑うつおよび不安気分との関連
    ●管理職のうつ予防法
      第16章 管理職の不合理な信念と抑うつおよび不安気分との関連
    ●看護師のメンタルヘルス向上
      第17章 看護師の抑うつと不安に関する認知行動モデルの構築
      第18章 『メンタルヘルス・ワークブック〈看護師編〉』と「思考トレーニングブック」の活用方法
    ●SEのうつ予防法
      第19章 SEのメンタルヘルスの維持・向上のための認知行動モデルの構築
      第20章 『メンタルヘルス・ワークブック〈SE編〉』と「思考トレーニングブック」の活用方法

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