J・ラッセル・ラムゼイ,アンソニー・L・ロスタン著/武田俊信,坂野雄二監訳/武田俊信,金澤潤一郎訳

成人のADHDに対する認知行動療法

A5判 280頁 定価(本体3,600円+税) 2012年7月刊


ISBN978-4-7724-1259-9

 本書は,ADHDを抱えている成人の,@日常の困難とAその治療法,さらにはBその治療法の根拠の検証とC症例呈示,D治療過程の問題点,E治療終結後のサポートまでを順に追って説明する。
 ADHDは,その症状を抱えながら,成人になるまで診断されずにきた人も多いので,正確に診断すること自体が治療的介入の第一歩となる。 また,その中でそれまでの困難点を自分の性格の弱さや愚かさのせいにしている人も少なくなく,確立された神経生物学的障害が原因になっていることを知ることで,自責感から解放され楽になる人も多い。
 日常の些細な困難を感じている方,またその周りにいる方,成人のADHDにかかわることのある臨床家の方に,手にとっていただきたい1冊である。

おもな目次

序文
謝辞
日本語版への序文
第1章 成人期のADHD―その診断,症状,病因,評価
第2章 治療のひな型―成人期のADHDに対する認知行動療法と薬物療法
第3章 成人期のADHDに対する認知行動療法と薬物療法研究の概要
第4章 臨床における事例
第5章 治療を困難にする要因
第6章 治療の継続とフォローアップ
付録1 成人期のADHDに関する情報を得るためのリソース
付録2 典型的な成人期のADHDに対するCBTセッションの構成
付録3 20回コースの成人期のADHDに対するCBTの概要
付録4 ADHDの治療に使用する薬物
参考文献
監訳者あとがき

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