C・ウィカール,A・L・ミラー,D・A・ウルフ,C・B・スピンデル著/貝谷久宣,久保木富房,丹野義彦監修/福井 至監訳

エビデンス・ベイスト心理療法シリーズ3
児童虐待

B5判 120頁 定価(本体2,400円+税) 2012年3月刊


ISBN978-4-7724-1303-9

 児童虐待に関する最新の研究成果と,精神医学的な障害に罹患してしまった被虐待児への,エビデンスに基づく治療法を解説した,我が国の児童虐待対策の向上にはなくてはならない一冊。児童虐待に関する基礎から,児童虐待の影響に関する理論,そして児童虐待に関連した精神医学的障害の診断と治療,被虐待児の治療方法までをとても分かりやすく解説する。  さらに,症例スケッチで被虐待児のケアの実際を具体的に示し,巻末には児童虐待のアセスメント・ツールを収載する。

おもな目次

監修者序文
謝 辞
献 辞
1 概 要

    児童虐待に関する問題点の概要
    養育者に関する研究
    1.1 用 語
    1.2 定 義
    1.3 疫 学
    1.4 治療過程と予後

2 児童虐待の影響に関する理論とモデル

    2.1 PTSDの症状モデル
    2.2 社会的認知的情報処理モデル

3 診断と治療的示唆

    3.1 児童虐待に関連する精神医学的な障害
      3.1.1 気分障害
      3.1.2 自殺行動/自傷行為
      3.1.3 不安障害
      3.1.4 外傷後ストレス障害(PTSD)
      3.1.5 解 離
      3.1.6 行動上の問題と障害
      3.1.7 物質使用障害
      3.1.8 摂食障害
      3.1.9 パーソナリティ障害
      3.1.10 症状が出ていない虐待被害者

4 治療:児童虐待の犠牲者への介入

    アセスメント
    4.1 治療方法
      4.1.1 トラウマに焦点を当てた認知行動療法
      4.2 作用機序:トラウマに焦点を当てた認知行動療法の構成要素
      4.2.1 子どもへの治療:コーピング・スキル・トレーニング
      4.2.2 子どもへの治療:認知的処理
      4.2.3 子どもへの治療:段階的曝露
      4.2.4 子どもへの治療:心理教育
      4.2.5 親への治療
      4.2.6 親への治療:オリエンテーション
      4.2.7 親への治療:コーピング・スキル・トレーニング
      4.2.8 親への治療:段階的曝露
      4.2.9 親への治療:心理教育
      4.3 治療の有効性と予後
      4.3.1 児童期の性的虐待に対するTF-CBTの実証的な裏付け
      4.3.2 児童期の身体的虐待に対するTF-CBTの実証的な裏付け
      4.4 治療方法のバリエーションと組み合せ
      4.4.1 弁証法的行動療法
      4.5 治療における課題と問題
      4.5.1 患者自身の問題
      4.5.2 家族の問題

5 症例スケッチ
6 参考図書
7 文 献
8 付録:ツールと資料
監訳者あとがき

エビデンス・ベイスト心理療法シリーズ