Advances in Psychotherapy: Evidence-Based Practice Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder in Children and Adults

アネット・U・リッケル,ロナルド・T・ブラウン著/貝谷久宣,久保木富房,丹野義彦監修/松見淳子監訳

エビデンス・ベイスト心理療法シリーズ5
ADHD

B5判 88頁 定価(本体2,400円+税) 2014年12月刊


 
 

ISBN978-4-7724-1305-3

 近年示されてきたように,ADHDは成人になっても続くことがあり,情緒的,社会的,学業上,職業上の機能に深刻な影響をおよぼす可能性がある。
 本書で著者らは,子どもはもちろんのこと,特に成人のADHDについてこれまで認知されずに困っていた人たちの例を挙げ,単なる技法の適用ではなく,個人の能力や生活状況を十分に考慮したうえでアセスメントを行い,治療を進めていくことの効用を説く。
 主要な文献を首尾よくコンパクトに展望し,ADHDに対するエビデンス・ベイスト介入法の堅実な臨床的,学術的背景を示したうえで,ADHDに関する研究の知と実践の技を明らかにした実践的で「読者が利用しやすい」ガイドブック。

おもな目次

監修者序文 3
序 文 5
謝 辞 6

1 注意欠如・多動性障害(ADHD)とは 11

    1.1 用 語 11
    1.2 定 義 11
    1.3 疫学 13
      1.3.1 有病率 13
      1.3.2 性 差 14
      1.3.3 年 齢 14
      1.3.4 成人期にみられる問題 15
      1.3.5 民族性 17
    1.4 経過と予後 18
    1.5 鑑別診断 18
    1.6 ADHDの患者にみられる併発障害 20
    1.7 診断手続き 22
    要 約 24

2 ADHDの理論とモデル 25

    2.1 ADHDの生物学的要因 25
      2.1.1 遺伝的要因 25
      2.1.2 神経学的要因 26
      2.1.3 認知的要因 27
    2.2 ADHDの周産期における要因 29
    2.3 ADHDの心理学的要因 29
    2.4 生物学的要因と心理学的要因の相互作用 30
    要 約 31

3 診断と治療方針の決定 32

    3.1 アセスメントの手続き 33
    3.2 アセスメント方法の詳細 34
    3.3 方針決定の手続き 35
    3.4 治療の検討 36
    要 約 37

4 治 療 38

    4.1 治療の方法 38
      4.1.1 中枢刺激剤による薬物療法 38
      4.1.2 心理療法 42
      4.1.3 薬物療法と行動的介入の組み合わせ 46
      4.1.4 成人に多くみられる心理的問題 47
      4.1.5 教師や学校を対象とした介入 50
      4.1.6 社会的スキル訓練 51
    4.2 作用機序 52
      4.2.1 代替治療 53
    4.3 効果と予後 54
    4.4 さまざまな治療方法と組み合わせ 57
      4.4.1 合併疾患 58
    4.5 治療を実施する際の問題点 62
    要 約 65

5 症例スケッチ 66

    症例1:エミリア 66
    症例2:アンドリア 67
    症例3:ピーター 69

6 参考図書 71
7 文 献 72
8 付録:ツールと資料 83
個人および専門家のための組織とサポートグループ 83
監訳者あとがき 86