乾 吉佑編


心理療法の見立てと介入をつなぐ工夫

A5判 224頁 定価(本体3,400円+税) 2013年8月刊


ISBN978-4-7724-1326-8

 役立つ心理療法を行うためには,見立てとそれに基づく介入が必須なものとなる。しかしながら,見立てを行うためにまずどのような情報が必要で,それらをどのように組み入れながら事例を見立てていくのかというプロセスを理解することは簡単ではない。本書では11人のセラピストの「工夫」から,学派の違いを超えて,見立てと介入のプロセスを明らかにし,心理臨床の専門性の習得に貢献することを目指す。
 ブリーフセラピー,家族療法,催眠療法,認知行動療法,臨床動作法,森田療法的アプローチ,フォーカシング,精神分析的心理療法,グループアプローチ,エモーション・フォーカスト・セラピー。本書では,11人の専門家が,クライエントの問題を同定するための「見立て」から,それぞれの療法による「介入」へとつなぐための,見通しを立てる過程を解説する。

おもな目次

はじめに 乾 吉佑
01 ブリーフセラピーにおける見立てと介入をつなぐ工夫
 ―リソースを活かし,主体性を支援するために 青木みのり
02 家族療法における見立てと介入をつなぐ工夫
 ―システムズアプローチ 村上雅彦
03 催眠療法におけるにおける見立てと介入をつなぐ工夫
 ―その理論と実際 大谷 彰
04 認知行動療法における見立てと介入をつなぐ工夫 沢宮容子
05 臨床動作法における見立てと介入をつなぐ工夫 大場伸恵
06 森田療法的アプローチにおける見立てと介入をつなぐ工夫 山田秀世
07 フォーカシングにおける見立てと介入をつなぐ工夫 伊藤研一
08 精神分析的心理療法における見立てと介入をつなぐ工夫 津田真知子
09 ユング心理学における見立てと介入をつなぐ工夫 川嵜克哲
10 グループアプローチにおける見立てと介入をつなぐ工夫
 ―スケープゴート構造とグループプロセス 安部恒久
11 エモーション・フォーカスト・セラピーにおける見立てと介入をつなぐ工夫
 ―感情に焦点を当てたプロセス診断 岩壁 茂
12 ブリーフセラピーにおける初回面接 宮田敬一