Primer of Psychotherapy : A Developmental Perspective

ガートルード・ブランク著/馬場謙一監訳

精神分析的心理療法を学ぶ
発達理論の観点から

A5判 200頁 定価(本体3,800円+税) 2013年11月刊


ISBN978-4-7724-1345-9

 「分析家はステレオタイプであってはならない」――。その観点から,患者と共に感じ,同化し触れ合い,専門家としてあるためのスキルを簡潔に解説。自我心理学的対象関係論,発達論による治療技法をQ&A形式で事例を交えて構成された本書は,読者が自らの実践を体系的に整理できるように編集されている。したがって入門書でありながら,臨床経験豊富な分析家にも役立つ一冊。
 本書は大きく三段階で構成されている。第1章〜第6章では理論的な解説がなされ,その理論を第8章と第9章では事例を挙げて論じ直している。さらに,第13章と第14章では,もう一度,生涯発達を辿り直す形で論じられ,議論がスパイラルに進展していく。すなわち,繰り返しの中で理解が深まっていく仕掛けになっている。また,より理解が深まるよう,原書では巻末の文献表に記されている解説文を,原注の形式で本文中に織り込んだ。著者ブランクの書は,本邦初の紹介である。

おもな目次

はじめに
第1章 芸術と科学
第2章 精神分析的発達心理学の歴史
第3章 自我心理学への貢献者
第4章 構造の性質
第5章 精神分析的対象関係論
第6章 転移
第7章 記述的発達診断
第8章 治療の開始
第9章 モデル事例
第10章 事例の背景
第11章 少なければ少ないほど良いのか
第12章 境界状態
第13章 一次予防
第14章 3歳以後の人生
第15章 この先に何があるのだろうか?
文 献
監訳者あとがき
索 引